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スポーツが苦手な子どもを克服する方法

投稿日:2018年10月28日 更新日:

子供にはたくさんスポーツをして欲しいですよね。
健康のためというものありますが、やはりスポーツができる子の方が学校でも活躍できそう!という気持ちもあるのではないでしょうか。
とはいえ、当の本人にやる気がなくては話になりません。
実は近年、スポーツが苦手な子は増えているそうなのです。
子供がスポーツを苦手としていたら、どう対処したらいいのか考えてみたいと思います。

意外な子供のスポーツ好き嫌い事情

文部科学省が平成27年度に行った調査によると、「運動やスポーツが嫌い」な子は小学5年生で男子は約6%、女子は12%でした。
中学2年生では男子約10%、女子では約20%にまで増えています。

<参考:http://www.mext.go.jp/sports/b_menu/shingi/001_index/bunkabukai/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2016/10/19/1377833_004.pdf>

子供には勉強を頑張って欲しいのはもちろんですが、スポーツもバランスよくできる方が心身の発育にも良い気がしますよね。
しかし、子供の年齢が上がるほど、日常的にスポーツをする時間や機会は減っていきます。
小学校では習い事でスポーツをしている子が多いのですが、中学校や高校生になると、習い事をやめてしまい塾に通う子が非常に多くなります。
学校の部活動でスポーツをすることもできますが、部活動時間が限られていたり、勉強との両立が難しくなったりするケースもあるようです。

スポーツにはユニフォームや道具代、練習場への行き来や大会への出場費など、ある程度費用もかかります。
時間も手間もお金もかかるということで、子供が大きくなるほど、スポーツを続けるのは大変になっていくのかもしれません。

子供のスポーツ嫌いにどう向き合う?

小学生でも、スポーツが苦手という子は少なくありません。
体育の授業が憂鬱に感じられたり、成績表が思わしくない結果になったりと、苦手意識だけでなく困った影響が出てくる可能性もあります。
できれば、早いうちに子供のスポーツ嫌いに対応していきたいものですね。

筆者の第一子も、スポーツがあまり好きではありません。
もともと発育が早く、他の子より頭一つ分以上大きいので、体が重くスポーツ向きではないのかもしれません。
走るのは遅いほうですし、瞬発力もありません。
サッカーをやっていたことがありますが得意というほどでもなく、鉄棒やマット運動も苦手です。
もちろん、体育の授業も嫌なようです。
しかし、学校では嫌な授業も必ず受けなくてはいけないですよね。

我が家では、子供のスポーツ嫌い対策として自主練習を始めました。
体育の授業で鉄棒をやるなら、休日は公園で鉄棒を練習しました。
マット運動は、布団の上でやってみるなどして対応しました。
とはいえ、家で練習できないものもあるので、そういった子供のスポーツに関しては「こうしたら上手くできるんじゃないか」とか「どんなところが上手くできないのか」と親子の会話でケアしてみました。

結果だけいってしまえば、特に大きな成果が出たわけではありません。
ですが、「家で練習したからできるかも」と前向きに取り組めるようになり、結果としてできなくても家で「できなかったよ」「そっか。でも、がんばったね」と話し合うことで子供が残念に思う気持ちを少し軽くできたような気がします。

学年が上がるにつれ、いろいろなスポーツを授業で経験することになります。
中には、子供が「これなら、まあまあできる!」と思えるスポーツに出会うこともあります。
子ども自身に聞いてみると、小学校高学年になった現在は「スポーツは苦手だけど嫌いではない」という気持ちに変わってきたそうです。
大切なのは、気の持ちようなのかもしれませんね。

子供のスポーツ嫌い克服法

子供のスポーツ嫌いを直したいとき、どんな方法が有効なのか調べてみました。
我が家での対処法は既述の通りですが、他にもいろいろな克服方があるので参考にしてみてください。

競争性のないスポーツを始める

子供のスポーツ嫌いの原因として、「劣等感」というのは見過ごせない一因です。
勝ち負けのあるスポーツでは、相手に勝てないからその競技に対する苦手意識ができてしまうことがあります。
また、自分と他の子を比べてしまい、「できない自分」が嫌でスポーツ嫌いになる可能性もあります。

また、人と争うことが嫌だ、という子もいます。
そういった子は、競争するスポーツではなく、みんなで一緒に楽しむスポーツを始めてみるといいかもしれません。
例えば習い事で人気の合気道は、優劣をつけないので試合や大会はありません。
心身を鍛えることが目的のスポーツです。

家族で一緒にスポーツに取り組む

子供にだけ「スポーツしなさい」といっても、子供のやる気は出ません。
休日など、家族で一緒に体を動かす機会を作ることが大切です。
例えば、我が家の子供たちは「動いている球を打つ」という動きが苦手だったので、休日に公園でバドミントンをするようにしました。
最初は上手くシャトルを捉えられずすぐ飽きていましたが、何度か繰り返すうちに上手く打てるようになってきて、時間が経っても夢中で体を動かすようになりました。

また、鬼ごっこやかくれんぼもおすすめです。
あまりスポーツらしさはありませんが、隠れるときや逃げるときに瞬発力が必要ですし、走り回るので体力も必要です。
家族でやれば多少手加減してあげることも可能なので、子供が楽しみながら体を動かすことに慣れていけるのです。
鬼ごっこが上手になると、学校の休み時間に友達と遊ぶのが楽しくなり、運動が嫌だという気持ちを少しやわらげてあげられると思います。

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