大人も子供も楽しめるBBQは、ちょっとしたアウトドアアクテビティです。
とりわけ子供にとってみると、外で好きなものを焼いて食べるという行為はドキドキするものです。
そんな非日常的なBBQですが、今回は親子BBQをおススメしたいと思います。
親子BBQをおススメする理由は、親子で楽しめるのはもちろん、親子BBQで子供のやる気をアップさせることができるからです。
BBQと子供のやる気との繋がりはあるのだろうか?と思う方もいらっしゃいます。
そこ今回は子供のやる気がアップするBBQのコツを流れの中でご紹介いたします。
親子BBQのススメ
①準備
荷物運びやコンロの組み立て、テーブルやイスの準備の中では、その子ができそうなことを提示してみましょう。
「そのイス、持って行けるかな?」
「ちょっと重いけど、お兄ちゃんはお父さんとクーラーボックス運べる?」
「そのテーブル組み立ててもらえるかな?」などです。
興味がない場合は、「じゃぁ、あっちの持てる?」「どれか運んでみる?」と子供に選ばせるのもいいです。
組み立ての際は指を挟めたりしないよう注意しましょう。
そして、一つができたら「ありがとう!」「すごいじゃん!」と褒めることを忘れないでください。
子供が飽きないように次の行動も念頭に置きましょう。
②火起こし
「男のロマン」と言われる火おこしですが、火を使うので注意は必要です。
お子さんが低年齢で危ないという場合でも、子供が見ていないところで大人がサッとやってしまうのではなく、声をかけながら作業風景を見せることで、「親の背中をみて育つ」に繋がります。
小学高学年くらいだと火起こしは一緒に挑戦できます。
低学年でも「火をつけるのに役立つから、松ぼっくりを拾ってきてくれる?」とちょっとした知識を話しながら進めるのも興味につながり結果、やってみたいという気持ちと、役に立てたという結果に自信を持つことでしょう。
③食材準備と焼いて食べる
食材準備は特に女の子だと張り切り度が高まるようです。
食材を「洗う」、「切る」もその子ができる範囲で見守ってあげましょう。
ちょっと大きさが違っていてもやっていることを褒めてあげると、親の言うことも素直に聞き入れることが多いそうです。
食材を焼くのは、やけどに注意し、しっかりと火が通っているのかは大人がしっかりチェックしましょう。
いままで皆で協力したから美味しく楽しく食べられるんだよということを忘れずに、コミュニケーションをとりながら食事を楽しみましょう。
④片付け
片付けもできるだけ一緒に、またはお任せするよと見守ってみてください。
ただ子供によっては興味が全くなくなる場合があります。
そんな時は「片付けまでしっかりしなさい」という気持ちはちょっと置いて、「準備はたくさんできたからありがとう、遊んで待っていていいよ」と大人で作業を進めてもよいです。
椅子やテーブル、車まで運ぶなど最後に一回、「みんなで協力して運ぼう!」という言葉で締めくくりです。
親の心構え
流れでご紹介しましたが、どの工程においても重要な親の心構えを三つ記します。
一つ目は「提案」です。
提案では、できるだけ状況に応じて言葉を変えながら、子供たちを巻き込む策を考えるということです。
二つ目は「あきらめ」です。あきらめというのは、提案しても断られることも多々あるため、そこにイライラしないということです。
計画通りになんて進まない、だから今日はゆっくり子供たちを見守ってみようという気持ちが大事です。
そうしないと、イライラBBQになってしまいかねません。
そして最後三つ目は「感謝」です。
どんなに小さなことでもありがとうの気持ちとともに褒めることです。
子供のやる気というのは、自立心にも関わります。幼少期から少年期のやる気は、家族とのコミュニケーションの中で培われる部分が多々あります。
子供が自ら率先してやることを望むのであれば、親としての準備や心構えも必要かと思います。
親の望むことをさせるのではなく、子供のやりたい気持ちを優先させることが大事ですが、なかなか難しいです。
子供を伸ばすには親力(おやりょく)が必要だといわれます。(参照)
まとめ
やるもやらないもどちらも「子供のやる気」なので、時間と心の余裕をしっかり持って、年に1日でも親子BBQでコミュニケーションを深めてみてください。
こんなこともできるようになっていたのかという発見もあったりします。
普段話さない子でも「学校の家庭科でやったもん」などポロっと学校での様子を話すこともあるそうですよ。
出来ることが増えてきて、自分でやってみたい気持ちが出て、行動し、経験して著しく成長していく子供たち。
一番身近なお母さん、お父さん、または祖父母などから褒められることで自己肯定感を得て、その後の自信につながり、生活の中での「やる気」にもつながっていくのです。
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