本日の人気記事

子どもスポーツ

子どもの能力を伸ばすスポーツとは

投稿日:2018年2月23日 更新日:

子供スポーツをすることによって期待できるのは体力が付くことだけではありません。相手へ対する敬意の気持ちや思いやりの気持ちを学んだり、チームプレーで仲間と協力することの大切さや楽しさを実感できて心を豊かにしてくれます。

子供スポーツで競争をさせるという事は、子供自身で自分の強みに気づく事ができます。自分の強みを自覚すると自信につながります。困難な事に立ち向かう力やプレッシャーに負けないたくましい心が育ちます。子供スポーツの競争は必要です。

体を動かすことが好きな子供は多いです。遊んでいる時と同じような感覚で始めることができるスポーツであればスタートしやすいです。

 

■子供の運動神経を上げるために

子供スポーツを頑張らせるポイントは自分にはできると思わせる事です。できると思わせるには子供の運動神経を高めてあげる事です。運動神経を良くするためには神経系統を発達させる事が大切です。

運動神経を良くしたい場合は12歳までのトレーニングが重要になります。神経系統は3歳頃までに8割程度発達して12歳までに終わってしまいます。

運動神経の向上には、なるべくたくさんの種類の動きを経験させる事が大事です。就学後のスポーツは、1つにしぼろうとせずいろいろなスポーツを体験させましょう。

主に身体を左右対称に動かす運動である左右対称のスポーツをさせる事がおすすめです。左右対称のスポーツの代表的が水泳です。水泳ともう1つ何か違うスポーツをさせるようにしましょう。

幼児期から小学生のころは、はじめてのスポーツでもすぐに覚えてしまいます。運動能力が身につくピークと言える時期です。子供スポーツを選定するポイントは、親が経験した事があるものや親がある程度知っているものをおすすめします。

 

■運動能力を高めるトレーニング

子供の運動能力を育てる言葉の「プレゴールデンエイジ」「ゴールデンエイジ」「ポストゴールデンエイジ」を聞いた事がありませんか。

ゴールデンエイジと言われる9歳から11歳の時期の土台作りである前段階がとても大切です。それの期間をプレゴールデンエイジと言います。3~8歳位の時期を指します。

3歳位の時期は、脳からの命令が思うように身体に伝える事ができません。まだまだ左右のバランスが悪いです。右左ちぐはぐな動きをしてしまいます。

3歳児でも簡単に左右均等のバランス感覚を養う事ができる有効な体幹バランストレーニングが「ケンケンパ」です。

ケンケンパという簡単な運動と思うかもしれませんが、遊び感覚で毎日子供が自主的に行える事が幼児の体幹トレーニングになり、大切なポイントになります。

体幹をプレゴールデンエイジの時期に鍛ええる身体の使い方の基礎を完成させましょう。
この時期は、1つのスポーツの動きばかりを反復させるより、なるべくいろいろな動きができるように体に覚えさせることが大切です

プレゴールデンエイジは一生に一度しかありません。どんなスポーツにも対応できるような幅広い運動神経が発達する時期なので、基礎的な動きを習得できるラストチャンスです。

運動神経を伸ばすには、体を思いっきり動かす遊びがいちばんです。

スポーツもいろいろありますが、9~12歳の間にさまざまなスポーツの分野に関わらせることが、幅広く運動神経を伸ばしていくことができます。

特定の好きなスポーツがある子にも、プール、アスレチック等に連れて行くことで、さまざまな運動をすることができる環境を作っておげることができます。

プレゴールデンエイジの時期は、一度見た動きはすぐに同じような動きをすることができる素晴らしい時期です。

例えば、サッカーをさせる場合はボールを蹴る事だけではなく、ボールを投げる事や走る事など、サッカーを通してさまざまな種類の動きをさせるようにしましょう。

さまざまな動きを習得しておくと、様々なスポーツに応用することが可能です。プレゴールデンエイジは運動の才能を伸ばすことができる大切な時期といえます。

 

■おすすめスポーツ

・武道系

護身術というイメージがありますが、かなりの集中力が必要です。集中力が付き心が鍛えられ、精神的な面が磨かれます。礼儀作法が学べます。

・球技系

野球やサッカーやバスケなどのスポーツはチームワークを学ぶ事ができます。仲間を思いやる気持ちや一緒に頑張る気持ちを学ぶことができます。

また、ポジションが決まっているので、そのポジションを守るという責任感が生まれます。自分にあったポジションなら実力や個性を発揮することができます。

テニス、卓球なども体力のほかに瞬発力・持久力をつけることができます。運動神経のほかにも頭脳面での成長も期待できます。試合を組み立てていく能力や相手との駆け引き、瞬時にの判断をする判断力などが身につきます。

体操教室は自分でできたという喜びを自信につなげる事ができます。体操教室はレベルがまちまちですが、2歳位から基礎的な運動能力の向上を目指す教室もあります。

 

■まとめ

子供スポーツで子供の能力を伸ばす事はできます。スポーツをする事で、技術の向上だけではなく、体力面から精神面まで学べる事が多くあります。

子供が自分から頑張ってみたいと思えるスポーツをさせてあげるようにしましょう。自信がつく事で自分の能力に気づき自分から伸ばすように努力してくれます。プレゴールデンエイジを逃さないように。

-子どもスポーツ
-,

関連記事

子どもの成長とスポーツの関係

「子どもがスポーツをするとどんな効果があるのか。」あなたはこの質問に明確な答えを持つことができますか?テレビやインターネットの情報から何となく分かっているものの、実際説明しようとするとできないものです …

簡単!小学生ができる体幹トレーニング

「あなたは体幹トレーニングを聞いたことがありますか?」 サッカーの長友佑都選手が、体幹トレーニングを行っている ということで話題になりました。   体幹トレーニング=大人がやるものというイメ …

親はどうかかわる?子どもスポーツ

子どもが頑張ってスポーツに取り組んでいる姿を見ると、こちらまで嬉しくなりますよね。「もっと頑張って、上達して欲しい。」そんな気持ちを抱いているのではないでしょうか?もしかしたらその気持ちが子どもにとっ …

子どものスポーツ離れを防ぐために、今日からスタートできること

「子どもにスポーツをして欲しいけれど、スポーツをやりたがらない。」「ゲームばかりで、外で遊ぼうとしない。」と子どもがスポーツをしてくれないことに悩んでいませんか?子どもが自分から進んでスポーツをしてく …

テニスで体幹を鍛えると勝率が上がる?

近年、スポーツにおいて体幹が大切だという話をよく聞きます。 テニスにとって体幹があるないかはスイングやインパクトの動き、そして持久力にも影響してきます。(参照1) テニス選手の動画を見ていても、ふらふ …