「あなたは体幹トレーニングを聞いたことがありますか?」
サッカーの長友佑都選手が、体幹トレーニングを行っている
ということで話題になりました。
体幹トレーニング=大人がやるものというイメージを
持っている方が多いかもしれません。
実は、子どもの内から体幹トレーニングを
実施することはメリットがいくつもあるのです。
今回は子どもの体幹トレーニングへの
メリットや小学生ができる体幹トレーニングを紹介します。
Contents
体幹トレーニングとは
体幹とは、体のコア(中心)となる部分を示します。
体幹というとお腹回りのことと思う人が多いですがそれは違います。
体幹は体の中心の胴体を表します。
つまり、腹筋から背中、腰回りを含めた胴体の中心部全体を「体幹」と言います。
体幹があるから、私たちは立つ・座る・走る
などの動作を行うことができるのです。
体幹トレーニングをすると身長が伸びないって本当?
結論を言うと「NO」です。
体幹トレーニングをして身長が
伸びにくくなるという科学的根拠はありません。
何故、体幹トレーニングをすると身長が
伸びにくくなるというイメージが生まれたのでしょうか。
それは「うさぎ跳び」や「ウエイトリフティング」
を行うことで、骨の関節や筋肉に必要以上の
負荷を掛け、身長が伸びにくくなったという
事例が頭の隅にあるからかもしれません。
過度なトレーニングでなければ
体幹トレーニングは、成長期を迎える子どもには効果的なのです。
適切な体幹トレーニングを行うと
成長ホルモンの分泌を促し、
骨や筋肉の成長速度を速める効果があるのです。
体幹トレーニングは身長が伸びるサポートをしてくれます。
また、近年スマートフォンの普及や
インターネット環境の充実により、
猫背やストレートネックの子どもが増えています。
体幹トレーニングはバランス感覚を鍛え、
正しい姿勢を手に入れることができるのです。
体幹トレーニングを通じて
成長ホルモンの分泌を促進し、正しい姿勢を手に入れましょう。
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体幹トレーニングのメリット
1.基礎代謝が向上する
体幹部の筋肉は、エネルギー燃焼力が高い筋肉です。
基礎代謝が上がることで、痩せやすい体質になります。
食べ盛りの子どもにとって嬉しいメリットです。
2.姿勢が良くなる
体の中心部の筋肉である体幹が鍛えることにより、
体全身を支えることができるようになります。
その結果、
姿勢が良くなるのです。姿勢が良くなることで、
近年子どもが抱える猫背や肩こりを防ぐことができるのです。
3.スポーツがやりやすい、しなやかな体になる
体幹トレーニングを続けることで
体の軸がしっかりし、
体が動かしやすくなります。
筋力が付くため、
疲れにくくなる効果もあります。
体幹トレーニングを行う上のポイント
子どもが体幹トレーニングを行う上で
気を付けるポイントが4つあります。
以下のことに注意して実施してください。
正しいフォーム・姿勢で実施すること
呼吸を続けること
無理な回数・長時間行わないこと
ゲーム感覚で行うこと
正しい姿勢で実施しないと、
体に負担を与えてしまいます。
子どもが正しい姿勢を取れているか確認しましょう。
無理することなく、息をゆっくりとしながら実施してください。
子どもの体幹トレーニングは、
ゲーム感覚で行うことをおすすめします。
子どもが嫌々、体幹トレーニングを
実施してはストレスになってしまい、
せっかくの体幹トレーニングも意味がなくなってしまいます。
家族全員で実施するなど、家族で楽しめる時間・空間を作ることが大切です。
子どもにおすすめの体幹トレーニング2つ
体幹トレーニングのメニューは数多くあります。
ここでは子どもが実施できるメニューを2つ紹介します。
1.ダイアゴナル
正しい姿勢を保つ力を高める
効果的な体幹トレーニングのメニューです。
ダイアゴナルには
「対角線」という意味を表しています。
ダイアゴナルには
両膝を床に付けない方法と
片方の膝をつけて行う2つのトレーニング方法があります。
今回は、基本的は片膝を付けるトレーニングを紹介します。
①四つん這いの状態になる
手を自分の肩に真下にくるようにしてください。
両膝は腰の下にくるようにし
、背筋を真っ直ぐ伸ばしましょう。
②片方の腕と、腕と反対側の足をゆっくりと上げます
指先から足先までが
直線になる状態をキープしてください。
足と手が背中を
同じ高さになっているか確認しましょう。
③キープした状態を5秒から10秒キープします
初めてトレーニングを
すると身体が辛いかもしれません。
そんな時は無理をせず、少しずつ時間を増やすようにしましょう。
④ゆっくりと腕と足をおろし、今度は逆の腕と足で行う
2.うつぶせハイハイ
①床にうつ伏せになります
②両腕で地面を押しながら
腰をそらせ、上半身を持ち上げます。
③片手は床につけたまま、
もう片方の手の肘を曲げないよう
注意して前方斜め45度の方向に腕を伸ばします。
④数秒間キープしたら、反対側の手で繰り返します。
小学生のうちから体幹トレーニングを習慣に
自宅で簡単に実施できる体幹トレーニング。
家族で一緒に体幹トレーニングを行うことで、
身体を鍛えるとともに、
家族の交流を図る時間として活用できるといいですね。
身体の面に加え、集中力を高めてくれる
体幹トレーニングを子どもの頃から行うことで、
健康的な身体や姿勢を手に入れましょう。
[…] 明とトレーニングメニュー(外部リンク:子どもスポーツリンク) https://kids-s.jp/childrens-sports/137 […]