体幹を鍛えると良いということはわかっていても、日常生活で実際に体幹を意識すること
は意外に少ないものです。あなたのお子さんの体幹は大丈夫!?気になる体幹をチェックし
てみましょう!
Contents
体幹が弱い子どもが増えている!?
最近、昔に比べて子どもの運動能力が落ちているというニュースを良く耳にします。
実際に文科省の調査などでも、子どもの体力・運動能力は低下の一途をたどっています。
公園など外で思いっきり遊べる環境が限られていたり、ゲームやスマホなどが子どもの遊
びとして定着していたり、子どもが体を動かすことが少なくなった現代社会では確かに仕
方のないことかもしれません。
そんな子ども達の体の変化から、子どもの運動能力について調べる調査が増えてくるにつ
れ指摘されるようになってきたのが、子どもの体幹の弱さです。
実際に毎日たくさんの子どもと接する保育園や小学校の先生達も、昔に比べて体幹が弱く
体に上手く力が入らない子、動きがぎこちない子、バランス感覚が取れない子などが増え
たと感じているようです。
以前は言われなくても子どもは戸外での遊びを好み日常的にたくさん体を動かして育っ
てきました。昔は運動やスポーツに関して大人の出番はそれほど多くはなかったのです。
しかし、現代では、大人が意識して子どものために体を動かして遊べる環境や機会を作っ
たり、子どもがしっかりとした体幹を作れるような大人のサポートが必要になってきてい
るのです。
あなたは大丈夫!?気になる体幹力チェック!!
では早速、お家で簡単にできる体幹チェックの方法をご紹介します。気になる体幹力をお
子さんと体幹チェックしてみましょう。
片足立ちで体幹力チェック!
まっすぐに立った姿勢で両手を腰につけ、片足を約90度曲げて片足立ちにチャレンジ!グ
ラグラすることなく大人なら20秒、子どもなら10秒を目安に静止することができますか?
左右行い、体の揺れ具合をチェックしてみましょう。
上半身をまっすぐに保てずグラグラしてしまう、バランスが崩れて軸足が動いてしまう、
足を90度まで曲げることができない、そんな場合は要注意です。腹筋、背筋、脚力など体
の軸となるバランス筋が弱い可能性があります。
インナーマッスルをチェック!ハンドニーのポーズ
まずは、四つん這いになり顔は下向きに。左右どちらかの足を体に水平になるようにまっ
すぐ伸ばします。この時、膝が曲がらないように注意しましょう。
次に、足と反対側の手を前方にまっすぐ伸ばします。体と伸ばした手足が一直線になるよ
うに意識しましょう。このハンドニーと呼ばれるポーズがグラグラして一瞬でもできない
場合は要注意です。インナーマッスルである腹横筋の力が弱い可能性があります。
また、このポーズを数秒キープできても左右バランスが悪い場合も要注意です。左右どち
らかの腹横筋の力が弱く、バランスが上手く取れていないことがあります。幼稚園児や小
さなお子さんには、このハンドニーのポーズは少し難易度が高いです。
出来ないからといって過度に心配する必要はありません。出来ない場合は、お子さんがも
う少し大きくなってからもう一度体幹チェックしてみてください。
子どもにおすすめの体幹を鍛える方法
体幹を鍛えると言っても、小さな子どもに大人がやるようなトレーニングをさせてもすぐ
に飽きたり、子どもにとって負担が大きいばかりです。やはり、普段の生活に取り入れや
すく遊び感覚で楽しめるものがおすすめです。
たくさん外遊び!晴れた日は公園へ
子どもの体幹を鍛える上で欠かせないのが、小さな時期からいろいろな動きを取り入れて
体を動かすこと。走ったり、歩いたりすることはもちろん、公園にある遊具で登ったり、
ぶら下がったり、跳んだり。外遊びには体幹を鍛える要素がたくさんあります。
子どもにはもちろん、子育て中のお父さんお母さんにとっても良い気分転換に!晴れた日
は公園などへ行って積極的に外遊びを楽しみましょう。
ケンケンパ
子どものバランス感覚が発達してきて、3歳頃を目安に片足立ちや跳ぶ力がついてきます。
この頃の子どもにおすすめなのが、「ケンケンパ」
フープを並べたりマスキングテープで円を描いたり、場所を選ばすにお家や公園などどこ
でも気軽にできるのも魅力です。ケンケンパを通して、片足でバランスをとりながらジャ
ンプする力がつくので、楽しく遊びながら体幹を鍛えることができます。
トランポリン
こちらは少し機会が限られてしまうのですが、身近な児童館や子ども用の施設にトランポ
リンがある場合はぜひおすすめです。
全身を使う運動であることはもちろん、バランス感覚や空中でのボディコントロールなど、楽しみながら体幹を鍛えることができます。
安全や怪我などに十分注意すれば、小さなお子さんでも楽しむことができます。
体幹が鍛えられる遊具で遊ぶ
子どもが遊びながら体幹が鍛えられるような楽しいスポーツ遊具が、実はたくさんあるの
をご存知ですか?
バランスバイクは2歳半くらいの小さなお子さんでも楽しみながら平衡感覚を身につける
ことができます。体幹を鍛えるといえば有名なバランスボールも実は大人用のみでなく、
子ども用に改良され使いやすくなった子ども用のバランスボールがあります。
少し大きくなったら、ローラースケートやリップスティック(ブレイブボード)なども楽し
みながら体幹を鍛えるのにおすすめです。お子さんの年齢や興味に合わせて、このような
遊具や子どもスポーツを取り入れてみるのも良いですね。
まとめ
日頃あまり意識することのない子どもの体幹。しっかりとした子ども体幹を育てることで
たくさんのメリットが得られます。
晴れた日は公園へ行って体を動かしたり、まずはお子さんの体幹チェックしてみるなど日
常生活の中で出来ることから少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。