本日の人気記事

子ども 体幹

子どもの体幹を鍛えて運動能力、学力アップ

投稿日:

体幹と聞くとアスリートなど運動をしている人が鍛えているイメージが強いと思います。とはいえ、体幹と聞いてもピンとこない人も多いのではないでしょうか?子どもと体幹の関係や体幹を鍛えることで得られる効果がわかると、ご自分の子どもにも子ども体幹を鍛えさせた方がいいと思うお母さんも増えると思います。

体幹とはなんでしょう?

体幹とは狭い意味合いと広い意味合いで意味が変わってきます。まず、良く知られている体幹とは肩甲骨や肋骨付近の胸郭、背骨周りの脊柱、横隔膜や骨盤低筋郡を含めた4つの筋肉からなるインナーユニット、骨盤付近や股関節筋周辺のことを称します。

この体幹は鍛えることでケガをしにくくなったり、呼吸や姿勢を維持したり動く動作に使用する筋肉なので、アスリートたちは体幹トレーニングを重要視している人が多いのです。このインナーユニットをはじめとした体幹は、アスリート以外にも重要な筋肉で使わないと当然固くなります。そうなると腰痛や肩こりのもとになります。

さて、では狭い意味合いの体幹とは何かというと、インナーユニットのことをいいます。インナーユニットにはそれぞれ働きが決まっています。例えば、横隔膜は肺の下にある筋肉で、肺の動きと連動して動くことで呼吸をすることができます。腹横筋はコルセット状態の筋肉で腹部に安定性を与えます。背骨に直接繋がっている筋肉の1つです。

多裂筋は背骨の後ろから姿勢を支える働きがあります。これも背骨に直接繋がっているので腹横筋と合わせてローカル筋の1つとして重要な役割を持っています。骨盤低筋郡は骨盤の底にあり、姿勢から呼吸、骨盤の安定化、生殖や繁殖、排泄など色んな働きに関係している筋肉です。多裂筋とも繋がっていて姿勢の安定化に重要な筋肉です。

子どもと体幹の関係

成長期の子どもに筋肉をつけると身長が伸びないのでは、という心配もあるかも知れませんが、子どものうちから子ども体幹を鍛えることは、ケガをしにくい体づくりをすることが出来るのでオススメです。

適切な子ども体幹トレーニングは運動に適したからだ作りになるだけでなく、集中力を向上させるので勉学にも役にたちます。筋トレによって身長が低くなるというのは、骨に過度な負担をかけるトレーニングをさせることから誤解をされるようになりました。

しかし、適切な筋トレによる子ども体幹トレーニングは成長ホルモンを分泌させるので成長期の子どもにはオススメなのです。

特に骨盤や背骨周りの筋肉を鍛えることは、猫背を防止させることにつながり、正しい姿勢を自然にキープしやすくなるので、身長が高くなりやすくなります。子ども体幹は子どもの頃から鍛えておくと良い効果をもたらします。

子ども体幹トレーニングの方法

子ども体幹トレーニングは、成長期の幼稚園や小学校低学年の頃から始めると体の基礎ができるのでオススメです。なるべくゲーム感覚でできる子ども体幹トレーニングを毎日すると飽きずに続けることができます。

子ども体幹トレー―ニングは運動能力の向上だけでなく、危機回避能力にも役に立ちます。子ども体幹トレーニングをするときは正しい姿勢と呼吸が続くこと、無理をしないようにしっかりと見てあげながらすることが大事です。また、親御さんも一緒に行う事でゲーム感覚を強めて上げることもできます。これも親子のコミュニケーションになります。

サッカー選手もしている体幹トレーニング「ダイアゴナル」

この体幹トレーニングはサッカー選手が紹介したことで有名になった体幹トレーニングです。

まず、手足を大きく伸ばした4つん這いになったら右手と左足を上げて数秒キープさせるというトレーニングです。実際には、左右対称に手足を上げてキープさせるのは大変なので2、3秒できたら褒めてあげるとやる気に繋がります。

また、親子で一緒に行う事、でどっちが多く繰り返しできるかゲーム形式にしてみると長続きします。

体幹トレーニングで学力向上?そのわけは?

「体幹トレーニングを続けることで成績が上がった!」という声を聞くことがあります。これは体幹トレーニングをすることで集中力を向上させる働きがあるからです。じつは健康的な肉体作りや精神の集中させ統一させる「ヨガ」も体幹トレーニングの1種なんです。

つまり、体幹トレーニングをすることで集中力を向上させることで何事にもしっかりと取り組めるようになったり、勉強がはかどる結果、成績が上がるのです。

体幹トレーニングをするときの注意

体幹トレーニングは普段使わない筋肉を使います、なのでストレッチや準備運動をしっかりとしましょう。そうすることで筋肉がほぐれ、体幹トレーニングをしているときもケガをしなくなりますし、より体幹トレーニングの結果を得られるようになります。

まとめ

「筋トレを小さい頃からすると身長が伸びない」という言葉を聞きますが、これは体に必要以上に負荷をかけるからだと分かりました。幼いときから子ども体幹トレーニングを習慣付けさせることで、運動能力が向上するだけではありません。子ども体幹が良いと姿勢もよくなりますので、集中力が向上し勉強しやすい身体も作ることができます。

幼いお子さんがいるご家庭はぜひ子ども体幹トレーニングを毎日の習慣に取り入れてみてください。

-子ども 体幹
-, , , ,

関連記事

幼児期からできる遊びながら体幹を鍛える

幼児期から子ども体幹を鍛えることで幼い頃から運動神経の良い子どもに育ちます。 また、ケガをする頻度も低くなるので、遊んでいるときにも安心して見守ることが出来ます。 子ども体幹トレーニングでも遊びながら …

体幹を鍛えたらバスケの動きが劇的に変わる!?

Contents1 スポーツにおける体幹の重要性1.1 遊びながら体幹を鍛えよう!2 バスケットボールにおける体幹の重要性3 まとめ スポーツにおける体幹の重要性 皆さんご承知の通りスポーツにおいて安 …

小学生 体幹トレーニング サッカー編

サッカーを習っている小学生の子どもを持つ、保護者のみなさん。「サッカーを上達させるにあたって、取り組んでいることはありますか?」ドリブルやリフティングの練習、走り込みなどの練習をするよう声を掛けている …

スノーボード上達の近道は体幹を鍛えることだった

スポーツにおいて重要視されているのがバランス感覚と体幹です。 それらが備わると上達の速度も早くなると言われています。 ウィンタースポーツの一つ、スノーボードの上達は体幹が鍵となります。 雪上で勝手に滑 …

バドミントンの上達テクニック法。年齢関係なくできる効果的な練習法とは

バドミントンの上達に効果的な練習方法は様々あります。 その中でも重要だと言われているのが体幹トレーニングです。(参照1) Contents1 まずは体幹を鍛えよう!1.1 体幹を鍛える人気アイテムの「 …