本日の人気記事

子ども 体幹

体幹年齢って知ってる?

投稿日:2018年4月18日 更新日:


体幹年齢についてご存知でしょうか?体幹年齢についての体幹という言葉は最近耳にするかと思います。体幹のトレーニングは有名なスポーツ選手がやっていたりしますし、子供の頃からしたほうがいいなども聞きます。

しかし、体幹年齢について聞かれてもよく分かりませんね。今回は体幹年齢についてトレーニングのことなどをまとめていきたいと思います。

体幹年齢について

体幹年齢とは、字のままの意味で体幹の年齢です。そもそも体幹とは、頭部と左右の手足を除く胴体の部分です。お腹周りの筋肉を想像する方も多いと思いますが、背中や腰、お尻なども含まれます。インナーマッスルともいいます。

細かくいうと、胴体の下部分を支える腹横筋(ふくおうきん)、横隔膜(おうかくまく)、多裂筋(たれつきん)、骨盤底筋群(こつばんていきんぐん)などの筋肉を指しています。

これらの筋肉をきたえると、

・持久力が向上する
・ケガをしにくくなる
・その他の運動の効率を上げる

などのメリットがあります。

この体幹が衰えてくると…

・猫背気味になる
・お腹がぽっこりしてくる
・肩こりや腰痛になる
・疲れやすい
・バランスが上手くとれない

など体に悪影響を与えてきます。

もし上記のお悩みがある方は、簡単な体幹年齢チェックをしてみるといいかもしれません。

その方法は、

1..立ち上がって両目を閉じます。
2.片方の足をひざが90度になるまで持ち上げる
3.そのまま何秒立てるかを測る

以上です。

これで大まかな体幹年齢がわかります。

4秒以下…80代
5〜9秒…70代
10〜19秒…60代
20〜39秒…50代
40〜54秒…40代
55〜69秒…30代
70秒以上…20代

となります。

実際の年齢より低かった場合は体幹をきたえてあげるといいです。体幹は大人になってからでもトレーニングは可能です。

しかし、そこは大人ですので、なかなか効率よく鍛えることが難しい体質になっています。実感している方も多いかと思います。

なぜ子供の頃からトレーニング?

体幹トレーニングは早くから行う方がいいとされています。子どもは吸収が早いからです。そして子どものうちに体幹トレーニングをすることによって大人になっても持続して行く力が身につきます。

この一生に1度、運動能力がもっとも伸びる時期をゴールデンエイジと呼びます。3歳から14歳の頃です。

細かく分類すると、3〜8歳がプレゴールデンエイジ。8〜11歳がゴールデンエイジ、11〜14歳がポストゴールデンエイジと呼びます。

ウチの子はもう小学生だから遅い…というのはなく、早ければ早いだけいいというだけなので、小学生からでも全然遅くありません。

トレーニングはどうすればいい?

トレーニングといっても幼児期は、自分ではなかなか考えることは難しく、かといって親が押し付けたりしては意味がありません。

プレゴールデンエイジ

プレゴールデンエイジの3〜8歳は、遊びやスポーツを通してトレーニングしていくのが適しています。幼児期でしたら、幼稚園や保育園での外遊びもトレーニングになってしまいます。

それだけでなく、ご家庭でも色々な体幹トレーニングができる遊びを取り入れていくことが大事です。外でしたら親子で公園に行きボール遊びをしたり、うんていや平均台のような遊具があればチャレンジさせるのもいいです。

また、昔遊びのケンケンパやダルマさんが転んだ!もオススメです。ケンケンパは片足で立つことが多い遊び。ダルマさんが転んだは止まる時に、変な体勢で止まりバランスを崩さないようにするため体幹を鍛えるには適しています。

雨などで外遊びが厳しいというときは、家庭によりますが室内でケンケンパもいいですね。
丸を描くのは100均に売っているマスキングテープを使うと剥がすのも簡単です。

バランスボールで遊ぶのも体幹にいいので、親が側で見守りながら遊ばせてみてください。小さい子の場合は、手を繋いであげても楽しく遊ぶことができます。

ゴールデンエイジ

8歳を過ぎると幼児期とは異なり、スポーツや運動もしっかり出来るようになります。
プレゴールデンエイジの時期に基本的なことを身につけていれば、なおさら吸収が早い時期でもあります。

見ただけですぐ習得できたり、昨日まで出来なかったことが今日は出来るなど成長が見込めるので、習い事やスポーツは積極的にやらせてあげると体幹トレーニングができる時期になります。

ポストゴールデンエイジ

12〜14歳は、すでに神経系が90パーセント出来上がっている時期です。そのため、以前のような運動の仕方では早いスピードでの成長が見込めなくなります。

今までは見てすぐ覚え、さほど練習しなくても出来ていたのに…と思うかもしれません。
現状の運動能力を維持しながら今までとは違う練習方法をして基本動作の質を上げることが大事になってきます。

練習する本人が、どうすれば上手くなれるかを考えて質のいい練習をしなくてはいけません。

まとめ

子供の頃からトレーニングすることで大人になっても体幹年齢について若く維持することができます。体幹をきたえるとメリットがたくさんありますね。

近年子どもは外で遊ばず室内でスマホやゲームをすることが増えてきました。せっかく成長する時期です。外で遊んだりスポーツをして体幹をきたえるようにしてみませんか?

-子ども 体幹
-, , ,

関連記事

タイムを縮める!体幹を鍛えて効果的な泳ぎ方とは

水泳のタイムを縮めるにはどうしたらいいのかと悩まれる方がいます。 水泳は全身運動です。タイムを縮めるために部分的なトレーニングをする場合があります。 しかし、実は体幹を鍛えることでタイムを縮めることが …

小学生 体幹トレーニング バスケ編

「バスケットボールは、技術と持久力が あれば問題ない。」と思っていませんか? 短期的に見れば、結果は出るかもしれません。 しかし、長期的な目で見ると「体幹」を 鍛えているかでプレーに差が出でくるのです …

遊びながら体幹を高める運動は?!

よくスポーツ選手が、体幹を鍛える、といいますが、体幹は子どもスポーツでも鍛えることができます。体幹とはどこを鍛えることでしょうか。体幹とは、身体のどの部位を指すのでしょうか。 「体幹」とは言葉通り身体 …

小学生 体幹トレーニング サッカー編

サッカーを習っている小学生の子どもを持つ、保護者のみなさん。「サッカーを上達させるにあたって、取り組んでいることはありますか?」ドリブルやリフティングの練習、走り込みなどの練習をするよう声を掛けている …

体の軸がブレブレ。体幹が弱い子どもの特徴

我が子には出来たらスポーツが出来るようになってほしい、運動が得意な子に育ってほしいと願うお父さんお母さんは多いのではないでしょうか。 しかし、運動が出来る子と出来ない子の違いとは一体何なのでしょうか。 …