最近良く聞く言葉があります。それは、体幹トレーニングです。
トレーニングと聞くと、大人がする1日10回3セットなどを想像するかもしれません。
しかし、子ども体幹を鍛える場合は、子どもにそんな指示をしても出来ないことがほとんどだと思います。 仮に出来ても、すぐにあきてしまうことが多いです。
そうならないためには、遊びながら子ども体幹を鍛えることが大事になります。子どもは遊びだと聞くと自然と楽しく取り組みます。遊びながら子ども体幹を鍛えられるなら、ぜひ日常に取り込んで鍛えたいと思いますよね?
しかも、簡単な遊びで子ども体幹を鍛えることが出来ます。今回は、子ども体幹を鍛える遊びは何なのか?をまとめていきたいと思います。
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そもそも体幹って?
体幹といっても、ピンと来ない方もいるかと思います。体幹とは、頭部と左右の手足を除く胴体の部分です。お腹周りの筋肉を想像する方も多いと思いますが、背中や腰、お尻なども含まれます。インナーマッスルともいいます。
これらは大人になってから鍛えることも出来ますが、なかなか効率よく鍛えることは出来ません。それに比べて幼児期、小学校低学年の時期は吸収力があります。3〜8歳の時期をプレゴールデンエイジ、9〜12歳の時期をゴールデンエイジと呼びます。
この時期に子ども体幹を鍛えることによってバランス力をつけ、運動能力を高めることが出来ます。
体幹を鍛えると何がいいの?
子ども体幹をトレーニングすると、下記のようなメリットがあります。
1.丈夫な体をつくる
2.動きがよくなる
3.バランス感覚がよくなる
4.空中姿勢がよくなる
5.運動に適した体になる
これらを大人になってから身につけるのは難しいです。
しかし、幼児のころから遊びながらトレーニングをするとすぐに身につけることができます。ゴールデンエイジの時期に室内でテレビを見たり体を動かさないのではなく、積極的に外に出て遊ぶことがとても大切なのです。
どんな遊びをすればいいか。
どんな遊びなら子ども体幹を鍛えられるんだろう。そう思うと思います。
しかし、特に難しい遊びをする必要はありません。特に公園の遊具などは、子ども体幹を鍛えられるものが多かったりします。
自宅でも簡単にできるものもあります。下記にいくつか子ども体幹にいい遊びを紹介したいと思います。
けんけんぱ
昔からの遊びで、けんけんぱがあります。最近は、けんけんぱをしている子ども達を見かけることは少ないですが、この遊びは子ども体幹を鍛えるには適した遊びです。
片足で立ってジャンプするわけですから、バランス能力がないと倒れてしまうんですね。
外では砂の上でしたら足で輪をかけます。室内の場合は、マスキングテープを貼って輪を作ると簡単です。何人かの子どもだけでも出来ますし、親も一緒に遊べるので、楽しみながら鍛えられます。
だるまさんが転んだ!
こちらも昔遊びの1つです。鬼が目を隠しながら「だるまさんが〜…」と言っている間に動き、「ころんだ!」と言いながら振り向く時にピタっと動きを止める。この動作が、子ども体幹筋とバランス感覚を鍛えてくれます。この遊びは室内でも出来るのでおすすめです。
木登り、うんてい、平均台
こちらの3つも体幹にいい遊びになります。
しかし、木登りは小さい子どもは危ないですし、うんていや平均台も最近はなかなか見かけなくなったので、もしお近くにある場合は親がそばで見守ったり手助けをしながら遊んでみてください。
外で遊べないときはバランスボールやトランポリン
梅雨の時期や、なかなか外に遊びに行けないときは、遊具を使って遊びながら子ども体幹を鍛えましょう。
バランスボールは、インナーマッスルを鍛え姿勢を良くしてくれます。もちろんバランス感覚も良くなります。子どもだけで遊ぶと頭から転んだりして危ないので、大人が付き添った上で使用してください。
また、トランポリンは水泳と同じく全身運動です。時間にするとジョギングより運動量が多いくらいです。こちらもインナーマッスルが鍛えられ、バランス感覚、空中での動きが養われます。
そして、子どもにはあまり関係ないですがダイエット効果もありますので、大人も遊べるものでしたら一緒にやると、子どもも喜んでいいですね。
まとめ
むずかしいトレーニングでは、子どもはもちろん親も途中でやめてしまいます。子どもは、あれやってこれやってと言うと逆にやらなかったりします。
しかし、これらの遊びなら、楽しみながら子ども体幹を鍛えられます。子ども体幹を鍛えればバランス感覚が養われ姿勢も良くなり、怪我をしにくい身体になります。
さらに、成長ホルモンが促されるので身長も伸びるようになります。
はじめは体幹トレーニングと聞き、すごく難しいと思って抵抗があったかたも多いかと思いますが、積極的に遊びに取り入れていくだけなのです。せっかくのゴールデンエイジの時期をムダにしてはもったいないです。
是非、子どもだけでなく親も一緒になって遊び、親子のコミュニケーションを取りながら子ども体幹を鍛えてみてください。