小さなころは一緒に遊んでいた子どもも、小学生になり自分の世界が広がってくると、親と一緒に過ごす時間は減っていきます。親も積極的にかかわることが少なくなっていくのではないでしょうか。
子どもの成長はうれしいけど、離れていくのは親としてはやっぱりさみしいものです。
でも、一緒にスポーツを楽しむことで、親子の絆を深めていくことができます。
スポーツを通して親子の絆を築いてみませんか?
子どもと一緒にスポーツを楽しもう!
子どもが幼稚園に入るころになってくると、習い事を始めるお友達も多くなってきて、どんなスポーツをさせるか、悩みますね。
スポーツというとちょっとハードルが高い気がするかもしれませんが、遊びの延長と考えましょう。子どもは親が一緒に遊んでくれるだけでとてもうれしいものです。
ゴムボールを使ったサッカーやキャッチボールは、子どもも大好きですし、後に何かスポーツをはじめるときの基礎にもなってくれます。
縄跳びやスケートボードなど、子どもが楽しんでいる遊びを一緒に体験してみましょう。
自分ができないことができるパパやママを見て、子どもは親に対して「すごい!」という気持ちを持ちます。
逆に、子どもの方が上手にできることもあると思います。
そうすると、子どもは「パパ(ママ)より僕の方が上手だ。」と自信を持つでしょう。
ポイントは親も本気で楽しむこと!
『遊んであげている』という気持ちは捨てましょう。
親が本気で楽しそうにしていれば、子どももやりたい!という気持ちがドンドンわいてきます。
もし、子どもがサッカーや野球など、競技として何かスポーツをはじめたなら、親も一緒にはじめてみてはどうでしょう。
「やったこともないし、もう年だから・・・。」と思うかもしれませんが、大人になってから始める人も意外と多いものです。
大人だからこそ、サークル感覚でスポーツを楽しんでいる人もたくさんいます。
何より、子どもと同じ競技を経験することで、親子の共通の話題が増えます。
教えたり、教えられたりしながら、より深く子どもとかかわっていくことができますよ。
子どものスポーツを応援しよう!
小学校も高学年になると、何かひとつのスポーツを選んで本格的に始める子も増えてきます。
送り迎えは大変かもしれませんが、送迎の車の中は子どもと話す絶好のチャンスです。
どんな練習をしているのか、試合の結果はどうだったのか。
口数少なくなりがちな思春期の子どもたちも、自分の取り組んでいるスポーツのことなら、案外いろいろと話してくれたりします。
試合の応援にもぜひ行ってみてください。
家で見せるのとは一味ちがう、子どもの真剣な表情を垣間見ることができますよ。子どもの成長をみるよろこびがそこにはあります。
勝利をともに喜び、敗戦にともに涙する。そんな経験を積み重ねながら、親子の絆が深まっていきます。
わたしの長男も、10歳というむつかしい年頃に差しかかったころに、ミニバスケットボールをはじめました。
週4回の練習の送り迎えや当番は大変でしたが、それまで以上に長男と過ごす時間が増えました。共通の話題ができ、ちょっとわからなくなりかけていた長男がグッと近くに感じました。
長男も、ミニバスにきているときは、ママは自分だけに時間を使ってくれている、とうれしく思っているようです。
土日の試合や練習で、家族で出かける機会は減りましたが、家族みんなが長男を応援していますし、長男もそれにこたえようとがんばっています。
長男がミニバスをはじめて、そしてわたしもミニバスに夢中になっていったことで、親子の絆はより強くなったと感じています。
子どもと一緒に悩もう!
スポーツをしていると、のび悩む時期がやってきます。
何度やってもうまくできない。
コーチから注意されてばかりいる。
そんな悩みを抱えるときがやってきます。
そんなときは子どもと一緒に悩みましょう。
どうしたらいいのだろう。こんな練習をしたらどうだろうか。と一緒に悩むことも大事です。
子どもが悩んでいると、親はなんとか解決してあげようと思ってしまいがちですが、子どもは自分で解決する力を持っていますし、技術的なことは専門のコーチにお任せするべきです。
でも、子どもの気持ちの支えになってあげられるのは、いつも一緒にいる親です。悩みを聞いて、一緒に考えてあげる。
試練に一緒になって立ち向かうことで、親子の絆はより深まっていきます。
スポーツを通して、親子で成長していけるのです。
まとめ
子どものスポーツとかかわっていくことは、親にとっては意外と時間を取られてしまうことかもしれません。でも、中学・高校と成長していくにつれて、親がかかわれることはだんだん少なくなっていきます。
幼稚園から小学校にかけての成長著しい時期に、一緒にスポーツを体験することは、親にとっても子どもにとっても、すばらしくかけがえのない時間となっていきます。
ぜひ、スポーツを通して親子の絆を築いていってくださいね。