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子どもの成長とスポーツの関係

投稿日:2018年3月15日 更新日:

「子どもがスポーツをするとどんな効果があるのか。」あなたはこの質問に明確な答えを持つことができますか?テレビやインターネットの情報から何となく分かっているものの、実際説明しようとするとできないものですよね。今回は「子どもの成長とスポーツの関係」について考えていきます。

スポーツが子どもに与えるもの

子どもがスポーツで得るものの1つに「身体の成長」が上げられます。これは多くの方が感じていることだと思います。実は、子どもがスポーツをすることで得ることができるのは身体の成長だけではありません。スポーツを通じて「心の成長」が期待できるのです。ここでは「身体の成長」と「心の成長」について考えていきます。

身体の成長

子どもがスポーツをすることで、身体全身の骨と筋肉の成長を促します。年齢が低い時から、スポーツをすることは今後の成長に影響を及ぼします。「ランニングを習慣としていたから、持久力がついた。」「サッカーをしていたから、持久力が付いた。足が速くなった。」と、あるスポーツをすることで得意になった、能力が伸びたという人が多いのですが、実は半分正解で半分不正解なのです。その能力が身に付く背景には基礎である「走る能力」や「跳ぶ能力」といった動作を通じて得た筋肉の成長がベースとなっているのです。
子どもがスポーツをすることで得ることができる、身体の成長は5つあります。

骨の成長

スポーツをすることで骨が成長し、骨格がしっかりし丈夫な身体が形成されます。

筋肉の発達

筋肉が発達することで、力が向上します。

体力の向上

基礎体力が高まることで、疲れにくい身体を作り出します。

運動能力の向上

身体を動かす際の幅が広がるだけでなく、瞬発力や危機回避能力が高まります。

心肺機能の強化

心肺機能が高まることで、呼吸器系の疾病を防ぐことができます。喘息持ちのお子さんは無理をして運動をしないよう気
を付けましょう。

 

心の成長

子どもがスポーツをすることで、周囲の友達や大人と関わることがあります。交流をすることで人との関わり方、周囲を思いやる力や協調性などを得ることができます。スポーツをすることで得ることができる「心の成長」を3つに分けて考えてみます。

勇気

子どもはスポーツを通じて、新しいことに挑戦する気持ちを育てます。目の前に困難が現れても、「自分は大丈夫」という度胸を持って立ち向かうことができます。

自信

子どもは練習を積み重ね、できることが増える「成功体験」は、子どもの自信へと繋がります。自信を持つことで、新たな目標を設定し達成する。一連のサイクルを繰り返すことが、大きな自信となっていきます。

行動力

スポーツをする中で「自分はどうしたらもっと上達するのか。次何を準備、練習すればいいのか。」と周囲の人や大人からの指示を待つのではなく、自分で考え行動する力が身に付きます。そして自分にあった練習方法や手段の発見になります。

 

子どもがスポーツをすることで得る「心の成長」は日常生活を豊かにするうえで大切な力です。成功体験を介して自分に自信を持ち、行動できるようになります。

子どもがスポーツをしないことで失うもの

保護者世代が感じているであろう、現代の子どもの体力の低下。子どもがスポーツをしないことで失っているものは大きく3つあります。

筋肉の未発達

子どもがスポーツをしないことで、基礎体力の低下が見られます。普段から身体を動かすことが習慣になっていないため、ふと身体を動かした際に疲れが残りやすくなります。スポーツをする=疲れるというイメージが付いてしまうと更にスポーツから離れてしまいます。

運動に適さない身体になる

身体の筋肉が成長していないため、突然スポーツをして身体を動かすと身体を痛め怪我をするリスクが隠れています。
3肥満や風邪を引きやすくなる
運動不足は新陳代謝が低下し、肥満の診断を受ける可能性があります。
適度な運動は免疫力を高めます。運動を全くしないことは、風邪を引きやすい身体を作りだしているのです。

保護者が子どもにスポーツを促すためにできること

私たち大人が、子どもがスポーツを通じて健やかな成長へと導くためにできる2つを紹介します。

保護者が子どもと外でスポーツをする時間を作る

子どもに「家の中ばかりにいないで外で遊びなさい。」と伝えたものの、全く動かないということがありませんか?そんな時は「一緒に外でスポーツしようか。」と声を掛けてみてはいかがでしょうか?まずは、子どもがスポーツをする機会を作りましょう。スポーツへの抵抗を取り除く、第一歩です。

ゲームやスマートフォンを使う時間にルールを作る

時間の過ごし方にルールがないと、動画やゲームなどに集中してしまい、スポーツをする時間を確保することができません。時間にルールを作り、スポーツをする時間を生み出しましょう。頭ごなしルールを設定しては子どもに響きません。なぜルールを作るのか、どうしたら時間を守れるのかなど話し合いをすることをおすすめします。保護者として時間にルールを作ることを念頭に置きながら、子どもと一緒に時間の過ごし方のルールを考え、取捨選択させます。子どもは自分が保護者と話し合って決めたルールなので、自分で意識して行動する可能性が高くなるのです。

 

子どもの成長にはスポーツに関係性がある
今回は「子どもの成長とスポーツの関係」について話をしてきました。子どもがスポーツをする環境を作りだすのが、大人である私たちの役割です。その役割を果たすために何ができるのかを考えて行動していきましょう。

 

 

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