「今、子どもに人気なスポーツの習い事って何だろう?」ベネッセ教育総合研究所が、第3回学校外教育活動に関する調査 2017で、子どもが定期的にしていたスポーツについての調査結果が発表されています。第1位は「スイミング」とのこと。今回は子どもがスイミングをすることのメリット、スクールを検討する際のポイントについてお話していきます。
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スイミングを習うメリット
「子どもがスイミングを習うとどんないいことがあるのだろう?」子どもが頑張って、スイミングを習うなら成長できるポイントが欲しいですよね。ここでは、スイミングを習うことによるメリットについてお話していきます。
肥満を防ぎ、バランス感覚が身に付く
水の中では浮力が働くため、筋肉や関節、骨に負担をかけることなく、全身を使って運動することができます。全身運動をすることで、バランスよく筋肉をつけることができ、体力を付きます。身体に負担がないものの、全身を使って運動をするので、肥満防止に繋がるのです。
基礎体力が向上する
スイミングは、水中で呼吸をする必要があるため呼吸筋が鍛えられるため、心肺機能が高まります。陸上のスポーツよりも効率よく、基礎体力を付けることができるのです。スイミングをすることで、自然と体力が付くようになります。
空間認識能力が身に付く
子どもの神経系の発達は3歳にピークが訪れます。空間認識能力とは、自分の身の回りのものの「距離」「スピード」「大きさ」を素早く把握し、認識する能力のことを言います。サッカーで例えると、周囲の様子を見て相手にパスを出すこと、ゴールを入れること、相手からのパスを受け取ることを示します。スイミングは、浮力が発生する水の中でどう動けばいいのか、という感覚が脳を刺激するのです。空間認識能力が身に付くと、科学や数学スキルが高いという研究結果が数多く報告されています。スイミングは、脳にも効果があるのです。
水嫌いを克服できる
子どもの中には、水が顔にかかることを嫌い、お風呂を苦手にする子もいます。スイミングを習うと、顔に水をつける機会があります。水の触れる機会を増やすことで、水への恐怖心を少しずつ取り除くことができるのです。水への恐怖心がなくなることで、お風呂で水が掛かっても抵抗がなくなります。スイミングだけでなく、お風呂を楽しむことができるようになるのです。
精神面が鍛えられる
スイミングは身体を動かす楽しさを体感、ストレスを発散できます。また、子どもはスイミングを始めていきなり泳げるようになるわけではありません。何度も繰り返してフォームや息継ぎの仕方など、繰り返し練習することで習得していきます。スイミングスクールや教室に通うと、仲間と一緒に泳ぐことになります。仲間と一緒に泳げるよう努力すること、一緒に泳ぐことの楽しさ、また競うことで悔しさが生まれることもあります。スイミングを習うことで、努力や仲間の大切さを学ぶことができるのです。スイミングを始めることは、精神面の成長に繋がります。
スイミングが何故人気なのか
子どもの習い事ランキングのスポーツで、何故スイミングが1位なのか。子どもの成長にスイミングは大きな効果があります。保護者にとっても、習い事にスイミングとメリットが多いのです。
金銭面の負担が少ない
子どもに習い事を始めると、そのスポーツに使うウェアや道具などの用意が必要です。一式揃えるのに掛かる費用が大きくなってしまうこともあります。
スイミングを始める上で必要なものは、「水着・水泳帽・ゴーグル」です。揃える用具が少なく、価格も抑えることができます。月謝は、5,000円から8,000円が相場となっています。入会金が発生するスクールもあるので、教室探しの際はチェックしてください。
風邪に強くなり、怪我のリスクが低い
スイミングは全身運動で体力が自然と付くため、病原菌への抵抗力が高まります。身体の抵抗力が高まり、簡単には風邪が引きにくい身体を作ることができるのです。
またスイミングは、屋外のスポーツに起きる「すり傷・切り傷・打撲」などの怪我のリスクが低いスポーツです。怪我のリスクを抑えながら、体力を付けることができるのです。
スクールや教室の数が多い
スイミングは、全国的に教室やスクールの数が多いです。スクールや教室によっては、送迎があるので保護者の負担を軽減することができます。スイミングのレベルや年齢に応じて、教室をいくつか展開している所もあるので、それぞれの子どもの状況に応じて教室が選択できるのが嬉しいですね。
また、スイミングスクールや教室の多くが室内で行われます。天候によって中止されることがないので、突然の予定変更が生まれないのが安心です。
スイミングスクールの選び方のポイント
たくさんスイミングスクールがあると、どこを選べば分からないものですよね。ここではスイミングスクール選びの3つお伝えします。
料金
スクール1回に付き何時間の指導があるのか、追加料金が発生しないかなど、料金について確認するようにしましょう。経済的は負担が重いと、スクールを続けることが厳しくなってしまいます。
カリキュラム
スイミングスクールによって、楽しさを大切にするスクールや技術を身に付けるため厳しくしているスクールなどがあります。子どもの成長や考え方から、子どもに合ったスクールを選択するようにしましょう。細かくカリキュラムが設定されているか、レベルに応じてスクールが開講されているかチェックすることがおすすめです。
体験教室
ホームページや口コミなどでスイミングスクールに参加しても実際の雰囲気は分からないもの。スクールの多くが体験レッスンを行っています。子どもが参加することで、自分の雰囲気に合うのかを確認しましょう。入会後のギャップで辞めるというリスクを減らすことができます。
いかがでしたか?
今回は、子どものスポーツの習い事で人気な「スイミング」を紹介しました。スイミングには、子どもにとって良さが多いスポーツです。まずは、子どもがスイミングに興味が持つか話を聞きながら、スクールを検討してみてはいかがでしょうか?