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習い事が続かない子はどうすべき?

投稿日:2018年10月24日 更新日:

今や、小学生の80%が習い事をしている時代です。複数の習い事を掛け持ちしている子も少なくありません。子どもに「あれをやってみたい」と言われると、「やらせてみようかな」と思ってしまうのが親心ですね。しかもそれが、教育や子どもの心身の発達に役立つような習い事であればなおさらです。しかし、ときには習い事を「やめたい」と言われることだってあります。ここでは、子どもの習い事が続かないときどう対応すべきか考えてみたいと思います。

習い事の続かない子どもとは?

一つの習い事を長く続ける子がいる一方で、いろいろな習い事を始めてはすぐにやめてしまう子がいるのも事実です。両者の違いはどういったところにあるのでしょうか。例えば、飽きっぽい子という可能性があります。何にでも興味を持ち、積極的に新しい物事に取り組める子は、裏を返せば飽きっぽくて興味が長続きしない子でもあります。せっかく習い事を始めても、やる気が続かずだんだん習い事に興味がなくなってしまうのです。

また、思っていたのと違う、というケースもあるでしょう。例えば、お友達がバレエを習っているのを見て憧れ自分も始めてみた子が、いざ通い始めると「練習がきつい」「つまらない」といってすぐにやめてしまう場合があります。見た目やイメージで「楽しそう」「やってみたい」と想像がふくらむのですが、その習い事を始めるとどんな練習をしなければいけないのか、までは想像できていないのです。

習い事が続かない子の背景として、家庭でのサポート不足というのも考えられます。習い事に通うためには、低学年のうちは送迎が必要だったり、飲み物や軽食の用意も欠かせません。塾など勉強系の習い事であれば、自宅学習や予習復習の慣習化など、親の働きかけも必要です。親が全く関わらないでいると、子どもが習い事を続けるにあたり適切な環境が整わなかったり、子どものやる気が維持できなくなったりすることもあるのです。

子どもの習い事が続かないときの対処法

初めての習い事の場合、子どもがやめたいといったら「合わなかったのかな」と比較的すんなりやめさせる親御さんが多いようです。いくつかの習い事をやってみて子どもに合ったものを選びたいと考える家庭が多いので、多少の習い事の入れ替えは想定内といったところでしょうか。しかし、あまりにもとっかえひっかえ状態が続くと、さすがに悠長にはしていられませんね。

『また習い事をやめるの?今度は続けると言ったでしょう』なんて叱りたくなるのも当然です。これまでにかけてきた費用のことも頭をかすめることでしょう。とはいえ、イヤイヤ習い事を続けても上達はしません。子どもの習い事が続かないときは、習い事の整理の時期だと考えてみてはいかがでしょうか。

いくつかの習い事を掛け持ちしている場合は、習い事が多すぎないか、スケジュールがタイトすぎないか、一度考えてみる必要がありそうです。子どもにも、習い事の数や量についてどう思っているか聞いてみましょう。習い事が続かないことには何らかの理由があるはずだからです。

子どもの習い事が続かないとき、絶対にしてはいけないことが一つあります。それは、子どもを頭ごなしに叱ることです。『習い事を続けると約束したでしょ!』『あんなにやりたいといったのにもうやめたいだなんて!』などと、親の事情を優先して叱ってしまうと、子どもは本音を言えなくなってしまいます。親に叱られると、子どもは叱られたくないから習い事を続けようとします。本来であれば、習い事は子どもの成長に役立つことを願って始める家庭が多いかと思いますが、親のために習い事をするようでは意味がありませんよね。

子どもの習い事を長続きさせるためには

子どもが習い事を長く続けられるためには、親のサポートが欠かせません。子どもが本当にその習い事をやりたいのか、子どもの性質にその習い事があっているのか、親は十分なサポートをしてあげられるのか、とまず考えて習い事を選ぶようにしましょう。また、体験教室や短期レッスンなどを活用して、実際に習い事を体験してみることも大切です。レッスンを体験すると、習い事を始めた後のことが子どもにも理解しやすくなります。

 

まとめ

子どもの習い事を長続きさせるためには、本当に子ども自身に合った習い事を選ぶことが肝心というわけです。おすすめなのは、子どもが「やりたい」と言い出してから1~2ヶ月ほど様子を見ることです。時間が経ってもやりたい気持ちが続くなら、第一段階は合格です。次のステップでは、実際に教室を探し体験教室などに参加してみます。練習についていけそうか、コーチや先生とは上手くやっていけそうか、などチェックしてみましょう。費用や練習日程なども合わせてチェックし、この段階も合格したら、最終段階です。

親子でじっくり相談し、習い事を始めても大丈夫かどうか、本当にやってみたいのかどうかを最終確認しましょう。少しずつ段階を踏むことで、子ども自身にも習い事を始める心構えができてきます。親としても、「せっかく始めるならちゃんとやらせよう」という覚悟ができます。子どもの習い事を長続きさせる秘訣は、親も一緒になって習い事を楽しむことです。子どもの成長ぶりを確認し、やる気が続くように関心を持って見守ってあげることが、子どもの習い事へのやる気につながるのです。

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