習い事をしている子どもには、やる気満々で取り組む子どもとイヤイヤ通う子どもがいます。両極端ですが、やる気1つで子どもの習い事での吸収率に大きな違いがでてきます。
同じように子どもの習い事をするのであれば、やる気を持って楽しく通ってほしいですよね。無理やりではなく、自ら進んで習い事に向かってくれるようになるには、実は親の関わりが大切だということをご存じでしたか?
どんな関わりが子どもの習い事やる気をONにするのか、その方法をご紹介しましょう。
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その習い事、子どもにあっている?
お子さんが3~4歳になってくると「そろそろ子どもに習い事をさせてみようか」と思われるお母さんが多いのではないでしょうか?
実際にこの時期から習い事を始める子どもは多く、約55%という調査結果も出ています。
兄弟がいる家庭ではお兄ちゃん、お姉ちゃんに憧れてという子どももいるかもしれませんが、その頃の子どもは「こんな習い事をしたい」と主張することはあまりないでしょう。
子どもの習い事の多くはお母さん方の「この子はこんな将来があるのではないか」という思いから習い事を選ぶと思います。もちろん子どもの将来の可能性を広げようとするお母さんの思いは、間違いではありません。
しかし、子どもにあった習い事を選べているかというのは別問題です。子どもが興味を持って楽しんで通うことが出来ているか、ということが一番の着眼点です。お兄ちゃんがそうだったからと同じ習い事というのも考え物です。
よく考えて、子どもにも相談しながら子どもの習い事を決めるようにしましょう。
親の関わりポイント
子どもが習い事に意欲的に関わることが出来るようにするには、親の関わりがとても大きなポイントになってきます。
習い事に関心を持つ
子どもがしている習い事に関心をもっていますか?自ら通っているから任せておけばいいと言うわけではありません。
子どもにとって、お母さんの反応は意欲につながります。子どもはお母さんが習い事に興味を示してくれ、話を聞いてくれるということで「自分を見てくれている」と認識します。逆に、無関心では自分にも無関心なのではないかと勘違いをしてしまいがちです。
習い事に関して、叱るのはNG
習い事に関してイライラすることもあると思いますが、叱ることは極力控えましょう。大人も同じですが、叱られてばかりの環境では意欲が出るわけがありません。それどころか消極的になってしまいます。
褒めて伸ばす
褒められるとうれしいですよね。そんな気持ちは次回への意欲につながります。次も頑張ろうとするやる気スイッチをONすることができますよ。
話を聞く
子どもが習い事の話をすることもあるでしょう。それを聞いてあげていますか?子どもが習い事の事を話すということは、何らかの興味があってのことです。子どもの習い事に無関心になってしまった状態では、話すこともありません。
せっかく子どもが興味をもって話そうとしているのに、何も反応がないというのはさみしいものです。その興味を持続しておくことが難しくなってくるでしょう。一緒に興味をもって話をし、子ども自身の興味を高めたり自信をつけてあげましょう。
習い事への興味をひきだす
何もしなくても興味をもって習い事に通う子どももいるでしょうが、時間が経つにつれて少しずつ興味が薄れていってしまう場合もあります。
子どもの興味を持続させてあげられるのもお母さんのお仕事です。うまく話を引き出したり、成功体験を増やしてあげるなどして、気持ちを維持してあげましょう。
過剰な期待をかけない
習い事でいい成績だとつい期待をしてしまいますよね。
しかし、過剰な期待は子どもの気持ちを締め付けてしまいます。期待したい気持ちは充分わかりますが、少し抑えてありのままのお子さんを受け止めてあげてください。
習い事を嫌がった時に的確に対応する
習い事を嫌がる時期が訪れるでしょう。そんな時の適格な対応が求められます。気持ちを奮い立たせてあげられるのは、一番近くにいるお母さんですよ。
子どもの習い事は楽しみから!
子どもの習い事はお母さんにとっては勉強でしょうが、子どもにとってそれでは長続きしません。長く続けてもらいたい習い事であれば、子どもにとって楽しいと思える習い事でなければなりません。
学校でも勉強をして、習い事も辛いとなると続くわけありませんよね。
子どもの将来の為の習い事ですが、そのことで子どものストレスになったりトラウマになっては本末転倒です。習い事を楽しんでほしいものです。
まとめ
子どもの習い事は子どもだけのものではありません。お母さんの存在はとても大きなものです。問題なく通っていても、気にかけてあげることで子どもはもっと頑張りるようになります。
子どものやる気を最大限にしたり持続させたり、いろいろな関わりをして子どもが楽しんで習い事に通い続けられるようにしてあげてください。子どもの話を聞いてあげるだけで良いのです。子どもの気持ちをあげるのも下げるのもお母さんの行動次第です。