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失敗を恐れない子に育てる方法

投稿日:2018年10月21日 更新日:

子育てをする過程でどんなことを目標にされていますか?笑顔にあふれる子ども?
勉強が出来る子ども?家庭それぞれに子育ての目標があることでしょう。

しかし、最近の子どもたちの傾向として「失敗を恐れて行動できない」というような声をききます。失敗を恐れていてはいろんな行動の制限がでてきてしまいます。

では、どうやって失敗を恐れない子どもに育てることができるのでしょうか。

「失敗」の認識違い

失敗の認識がおかしいと、失敗を恐れて行動しない子どもが誕生してしまいます。その失敗の認識違いは2通りあります。

多くは以前に経験したことが、心に残っていてそのような認識が違ってくるのです。

失敗=怒られる

子どもは、失敗をしてしまうと怒られるという気持ちを持っています。大人でも同じように、仕事で失敗すると怒られてしまいます。怒られることが好きな人なんていません。子どもも同じことです。

子どもは怒られたことをしっかり記憶しています。「失敗=怒られる」ということがイコールされて認識してしまうと、失敗を恐れるようになります。

失敗=周りに笑われる

失敗をした時に笑われるのも嫌なことですよね。特に、子どもは周りの友達の評価がとても重要になってきたりします。そんな中、失敗をしてしまい1度でも周りに笑われた経験があれば、失敗を恐れるようになってしまいます。

このように、子どもも大人にも似た状況の中で生きていて、大人と同じような状況で失敗を恐れてしまっているのです。こんな風に考えると、子どもの育て方も見えてきますよね。

失敗を恐れない子どもを育てるには?

そもそも失敗とは子どもにとってどんなものなのでしょうか?失敗を深く考えたことがありますか?

子どもは失敗をすると他のやり方を見つけようとします。

そして、自分で最善策を導こうとします。そのプロセスが子どもの成長に大きく関わるのです。その子なりの最善策は次回からの手段となります。自分で考えて動くことが一番大切なことなのです。「失敗は成功のもと」なんて言い方とすることがありますよね。

では、失敗を恐れない子どもに育てるにはそのように対応すればいいのでしょうか?

 失敗を怒らない

トラウマの1つとなる「怒られる」という状況。失敗したときについ怒ってしましますが、今すぐにでも辞めてください。もちろん、周囲に迷惑がかかることやけがに繋がることに関してはしっかりと伝えてあげることが大切です。

しかし、伝えるという認識を忘れないでください。頭ごなしに怒っても何に意味もありません。イライラしてしまう気持ちは理解できますが、一度深呼吸です。

失敗を笑わない

もう1つ「笑われる」という大きな問題があります。少なくとも大人は失敗したことに対して笑わないように努めてください。周りの子どもに関しては、保育施設や学校が対応することです。

頑張った部分を褒める

失敗をしてしまっても、その中で頑張った部分はあります。その頑張った部分を十分に褒めて、認めてあげることが大切です。「ここまで頑張ったね。」と気持ちを受け止めてあげてください。

本人が気にしている場合はあまり触れない

本人が失敗をひどく気にしている場合があります。特に小さいお子さんや小学校へあがっている子についてもおもらしなどは要注意です。

「大丈夫」という言葉もその子を追い詰めてしまう場合があります。あまりにも落ち込んでいる場合や次回その事を嫌がる場合は、そのことには触れずにいてあげましょう。

抱きしめたりしてスキンシップをとるのは有効です。

成功した時は大いに褒める

失敗を繰り返し、いつかは成功することがあるでしょう。そんな時は大いに褒めてあげましょう。しっかりと褒めて、子ども自身が認められたという感情になることが大切です。

次回への意欲を引き出す

どんなことも次回への意欲を持たせるように関わってあげることが大切です。褒めることもあえて知らんぷりするのも効果的です。

NGな対応に注意

逆に、NGな対応はどんなものでしょう。それはもちろん「意欲をなくすような対応」です。子ども自身が頑張ろうと思う気持ちがなければ、失敗を恐れない子どもにはなりません。

イライラした気持ちのままに、大声で怒鳴ったり叱ったり、その子ども自身を否定するような対応は控えましょう。

「自分は愛されていないんだ」と子どもは安易に思ってしまうものです。どんなに子ども為だと思っていても、子どもは怒られ続けるとだんだん悲観的になってしまうのです。出来るだけ褒めて認めて育ててあげたいですよね。

また、お母さんだけが正しい対応をしていても周りの大人が違う対応であれば意味がありません。どんな子どもになって欲しいのか、そのためにはどんなことをしてあげたらいいのかをしっかり話し合って、周りの大人が同じように関わってあげる必要があります。

まとめ

失敗を恐れない子どもを育てることは、とても大切なことです。これから自立していく人生の中で様々なことに関わってきます。あきらめない心、頑張る心、どれも大事なものです。

よい子育ては難しいものではありません。子どもを否定しないように心がけておくことで、失敗しても怒らない対処法が自然と見つかるものです。

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