数年前からキャスターボードが小学生の間で大流行しています。リップスティックといった方が言葉としてはなじみがあるかもしれません。
これらの商品は、子どもが楽しく遊べるというだけでなく、子どもの運動神経を大きく伸ばすことができることや大人が楽しむためのスポーツ用品としても、今注目されているのです。
しかしながらキャスターボードにはいくつか種類があり、どの商品が良いのかさっぱりわからない、という方も少なくないでしょう。
この記事ではキャスターボードの中でも、信用が高く、世界的に販売実績があるリップスティック(ブレイブボード)とリップスティックDXミニを比較しそれぞれのメリットや特徴を中心に紹介していきます。
Contents
キャスターボードとはどんなもの?
公園などでキャスターボードに乗って遊んでいる子どもをみかけて、かつてのスケートボードを連想する方は少なくないのではないでしょうか?
スケートボードのデザインが現代風に洗練され、スリムになったものという認識は間違ったものではありませんが、より正確に理解いただくためにスケートボードとの違いをまとめると以下のようになります。
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- キャスターボードはスケボーのように地面を蹴らなくても体重移動により自走できる
- スケボーが1枚の板に4つのタイヤがついているのに対し、キャスターボードは2枚の板に2つのタイヤがついている。
- 小型・軽量化により子どもでも安定した走行ができ、比較的簡単に乗りこなせ、中級者以上になると様々なテクニックを使いこなせる
このキャスターボードの中で世界的に最も実績があり、信用があるのがアメリカのRazor社です。日本では、ビタミンiファクトリー社とラングス社の2社が正規販売店としてRazor社のキャスターボードであるリップスティックを取り扱うことを認められています。リップスティックの人気の理由は、子どもの目線と大人の目線とで次のようにまとめられます。
<子ども>
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- デザインや乗りこなす様がかっこいい
- テクニックにチャレンジできるので楽しい
- 遊びながら体幹を鍛えることができる
<大人>
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- 子どもが遊びながら運動神経、特にバランス感覚を伸ばすことができる
- 安全性が信用できる商品なので安心して遊ばせられる
- サーフィンやスノーボードのオフシーズンの練習にもなり大人自身も楽しめる
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商品紹介、スペック比較
では具体的にどのような商品なのかを詳しく見ていきましょう。
<ビタミンiファクトリー社とラングス社>
上記の通り、Razor社のリップスティックは日本ではビタミンiファクトリー社とラングス社の二社から販売されています。
ビタミンiファクトリー社は「ブレイブボード」というオリジナルの商品名で販売しており、日本では「ブレイブボード」や「リップスティック」という名称で浸透している印象があります。
両社は同じRazor社のリップスティックを販売していますが、ラインナップが異なるため同一の商品というわけではありません。また、両社購入特典や付属品のオプションなどにより特色があります。
<スペック比較>
まずは、基本的なスペックを比較してみましょう。
対象年齢はいずれも8歳以上です。身長の目安としては、いずれも110cm以上が対象となっています。
カラーについては、リップスティックDXミニの方が9色と多いのですが、リップスティックネオ(ブレイブボード)はデッキのデザインが5種類から選べます。また、デッキに好みのデザインのシールを貼ることもできるので、アレンジは自由です。
ブレイブボード(リップスティックネオ)とリップスティックDXミニの性能比較
リップスティックネオ(ブレイブボード)とリップスティックDXミニの特性をさらに詳しく比較していきます。
ブレイブボード(リップスティックネオ)
小学生が乗るにはぴったりの商品です。デッキ部分が広くどこに足をおいても、バランスを崩すことなく乗ることができます!
リップスティックネオは50万人の声から生まれた日本専用モデルで、デッキ部分の面積の広さと軽量化を実現したモデルです。
同社のキッズ向けモデルであるリップスターよりも面積が35%広いので子どもが使用する場合でも安定性が高く、安全に楽しむことができます。また、従来のリップスティックと比較し25%の軽量化に成功し、大人がスポーツとしてスピード感のあるテクニックを披露したい場合にも適しています。
リップスティックDXミニ
スムーズに走ることができるようになっています。従来のモデルより、体の動きがダイレクトに本体へ伝わるので、身体で走る楽しさや爽快感を強く感じられるモデルとなっています。
運動神経の発達に大きく役立つ
リップスティックネオ(ブレイブボード)は子どもの運動神経の発達に大きく役立つといわれています。
この点について、ビタミンiファクトリー社は複数の大学のスポーツ科学研究所で検証を行い、ホームページにその結果を掲載しました。
結論からいうと、
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- 動的バランス感覚を養える
- 頭も体も強い病気に強い子を育てられる
- 90度傾くリップスティックネオ(ブレイブボード)では、他のボードと比較してもさらに効果の高いバランス感覚を養うことができる
と公表しています。
公式サイト:http://www.braveboard.jp/goldenage.html
http://www.braveboard.jp/verify.html
こうして検証結果を公表しているのは今のところビタミンiファクトリー社のみです。
8歳~12歳の子どもはゴールデンエイジと呼ばれ、神経系の発達が大人に近づき、あらゆる物事を短期間で覚えられる一生に一度の貴重な期間。この期間に習得したことは一生忘れず、将来大きく成長するため運動能力の基本を身につけるための大切な期間だとされています。
リップスティックネオ(ブレイブボード)のならではのメリット
ビタミンiファクトリー社でリップスティックネオ(ブレイブボード)を購入する場合の具体的なメリットを挙げます。
<オフィシャルオンラインショップで購入すると特典が受けられる>
ビタミンiファクトリー社のオンラインショップで購入すると3つの特典があります。
- オリジナルHow to DVDプレゼント(初心者でも安心して乗れるよう、乗り方をレクチャーするDVDが付いています)
- 盗難保証(使用者登録をすれば、購入から6ヶ月間盗難保証サービスが受けられます
- 登録制中級ウェブレッスン(ある程度乗りこなせるようになった中級者向けにさらに上達しテクニックを磨くためのウェブレッスンが受けられます。
楽しい無料イベント開催
乗り方のわからない初心者やテクニックを上達させたい子どもなどがレベル別にインストラクターからレッスンを受けられるイベントが全国で実施されています。イベントには、購入者もまだ購入していない人も無料で参加することができますが、ブレイブボードを持っていることでイベントがより満足できるものとなることは間違いないでしょう。
公式サイト・ファンサイトが充実している
公式サイトやファンサイトでビタミンiファクトリー社はブレイブボードに関する様々な情報を発信しています。
ビタミンiファクトリー社では、購入者が長く安全に楽しめるように積極的にサポートする体制を整えていると感じました。
facebookのブレイブボードのファンサイトです。イベント情報やイベントの様子など掲載されています。
リップスティックDXミニならではのメリット
ラングス社でリップスティックDXミニを購入する場合の具体的なメリットを挙げます。
スポーツ用品店ならではの充実の付属品
オフィシャルショップで購入すると、ラングス社オリジナルのオリジナルバッグが付いてきます。特典としては地味ながら、公園などで使用するために持ち運ぶ際に非常に重宝します。
ラングス社はキックボードやバランスバンクなども販売しているスポーツ用品店なので、ヘルメットやプロテクターの付属品の取り扱いがあります。
注意点
リップスティックネオ(ブレイブボード)とリップスティックDXミニに共通する注意点が3点あります。いずれも使用者の安全に大きくかかわることです。
安全に使用すること
当然のことではありますが、安定性が増し安全に使用できるとはいえキャスターボードを使用する際は周囲の環境に気を付けて正しく使用しなければなりません。
ヘルメットやプロテクターを着用すること、公道では走らないこと、天候の悪い日や凍結した路面では使用しないこと、小さな子どもが遊んでいる近くでは使用しないこと、など使用上のルールとマナーを守ることを徹底してください。
偽物を購入しないこと
大人気の商品であることからインターネットなどで、リップスティックの類似品や偽物が流通しています。安いからといって偽物であることを知らずに購入した結果、正規品よりもかなり品質の劣るものであったり、すぐに故障してしまったりするケースは珍しくありません。
リップスティックを購入する際には、必ず正規販売店の2社のいずれかであることが確認できる状態で購入をしてください。
メンテナンスを怠らないこと
例えば、ウィールは消耗品です。使用状況によっては2~3か月で安全性に問題が生じるほど劣化してしまう場合があります。したがって、消耗した部品は、正規の交換品を購入し取り換えることを徹底してください。
メンテナンスに不安のある方は、ビタミンiファクトリー社では公式ページでメンテナンスの受付も行っています。
まとめ
小学生を中心に大人気のキャスターボード。その中でも代表的なリップスティック ネオ(ブレイブボード)とリップスティックDXミニについて比較しましたが、いかがでしたでしょうか?
当初は両商品の違いが全く分からなかった方も、なんとなく雰囲気の違いを感じていただけたのではないでしょうか?
もしそれでも決め手に欠けるようでしたら取扱店舗で実物に触れてみることもオススメです。ビタミンiファクトリー社の商品は、アルペンやスポーツデポなどのスポーツ用品店やイトーヨーカドーなどで取り扱っています。ラングス社の商品については、トイザらスやヒマラヤスポーツなどで取り扱っています。
この記事を参考に、商品の購入の検討材料にしていただけたら幸いです。