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子どものスポーツ離れを作った原因は誰?子どもがスポーツをするためにできること

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「子どもがスポーツをしない。」「自分が子どもの時よりも、スポーツをしている子どもが少ない気がする。」そんなことを思うことがありませんか?子どもがスポーツをする機会が減っているのは調査結果から明らかになっています。「子どもはどうしたらスポーツをしてくれるのだろう。」と悩むあなたに、子どものスポーツ離れの原因をお届けします。子どものスポーツ離れに目を向けることで、子どものスポーツ離れを食い止めましょう。

子どものスポーツ離れの原因

「子どものスポーツ離れが進んでいると聞くけれど、具体的な理由が分からない。」という方が多いのではないでしょうか。なぜ子どものスポーツ離れが進んでしまったのかについて、考えていきます。

ゲーム・スマートフォンの利用時間が増えた

街を歩いていると子どもがゲームをしている、スマートフォンでSNSを利用している姿を見るのが普通になってきています。その姿だけを切り取ると「子どもがゲームやパソコンに夢中になっているのを注意するべき。」と思うかもしれません。しかし、この夢中になる様子を作っているのは大人なのです。
大人は通勤時間や食事をしている時など、ゲームやスマートフォンに夢中になっています。子どもは大人がそれらに夢中になっている姿を見て、真似したくなるのです。子どもがゲームやスマートフォンの使用時間を増やしている原因には、大人が関わっている部分があるということを意識する必要があります。

外で遊べる場所が減った

コンビニが増え、24時間いつでも欲しいものが購入できるようになりました。またビルやマンションなどが増え、私たちの生活は便利になりました。その代わり失ったものが「子どもの遊び場」です。公園や広場など、子どもが外でスポーツをする機会が減っていきました。スポーツの楽しさを知る機会が減った結果、室内で簡単に遊ぶことができるゲームやスマートフォンに魅力を感じる子どもが増えたのです。
私たちの暮らしが快適・楽になるほど、子どもが外でスポーツする場所が年々減少しているのです。

子どもの行動を禁止してしまう

「危ないからだめでしょ。」「怪我するといけないからやめなさい。」「何でそんなことするの。」子どもと保護者が一緒にいるとよく聞く言葉ですよね。もしかしたら、あなたも子どもに向けて使っている言葉かもしれません。
子どもを思った言葉だと思います。しかし、この言葉が子どものスポーツ離れを作っているのです。スポーツを頑張っている時は禁止ばかりではなく、子どもを褒めることや見守ることが大切です。子どもに注意したいと思った時は一度深呼吸をして、その言葉は子どものためになるのかということを考える習慣を付けましょう。

子どものスポーツ離れによって直面したこと

子どものスポーツ離れは、体力の低下に繋がりました。しかし、これだけではありません。子どものスポーツ離れについて考える際に向き合うべきことがあるのです。

子どもの体力が低下し続けている

子どもの体力が昭和60年から低下していることを示した調査結果が残っています。スポーツ庁が実施している、体力・運動能力調査結果では「握力及び跳,投能力にかかる項目は,体力水準が高かった 昭和60年頃と比較すると,中学生男子及び高校生男子の50m走を除き,依然低い水準になっている。」と発表されています。
昭和60年は、バブル時代です。ビルやマンションなどが一気に増え始め、スーパーファミコンが普及し始めたタイミングでした。子どもの育つ環境が変化し始めたタイミングから、子どものスポーツ離れが始まったと言えそうです。

スポーツ庁・平成28年度体力・運動調査結果の概要及び報告書について
体力・運動能力の年次推移の傾向より
http://www.mext.go.jp/prev_sports/comp/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2017/10/10/1396897-2.pdf
http://www.mext.go.jp/prev_sports/comp/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2017/10/10/1396889-3.pdf

子どもが怪我をする部位から分かること

JAPAN SPORT COUNCIL(日本スポーツ振興センター)で怪我の部位について発表されています。その調査によると、「手・手指部」が最も多く、次いで「足関節」「眼部」「頭部」に多いとのこと。
この結果から注目したいのは「眼部」「頭部」の怪我です。この2つの部位の怪我が増えている理由として、物が目の前に飛んできた時に避ける動きができない。転倒しそうな時に、手で自分の身体をかばうことができていないことが考えられています。
スポーツで養うことができる、自分の身体を防御する力や危険から回避する力が低下していると言われています。
JAPAN SPORT COUNCIL(日本スポーツ振興センター)
学校の管理下の災害[平成29年版]
https://www.jpnsport.go.jp/anzen/anzen_school/tabid/1878/Default.aspx

子どものスポーツ離れが生んだもの

子どものスポーツ離れの原因と現状についてお話してきました。子どものスポーツ離れを作ったのは環境です。大人は子どもの見本になることから、子どもにスポーツするよう声を掛ける前に、一緒に公園などで外遊びをして、体を動かすことは楽しいと子どもに思ってもらえるとスポーツに興味を持つかも知れませんね。

 

 

 

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