お子さんはどんな風に遊んでいますか?最近では室内で充分に時間を使えるグッズが増えています。テレビゲームやスマホゲーム、動画など本当に沢山のものがあふれています。そんな中、子どもが外に出ないで室内で過ごすことが問題視されています。みなさんのお子さんはどうですか?外に出て遊んでいますか?
外遊びは実はすごい力を秘めています。「子ども育脳」という言葉を知っていますか?脳を育てると書いて「育脳」です。外遊びをすることで、子ども育脳に繋がるのです。遊ぶだけで脳を育て、発達を促せるとしたらとても素敵なことですよね。
Contents
子どもにとって遊びとは
子どもは1日をどんな風に過ごしているか、考えてみましょう。
子どもは食事・睡眠以外はほとんど遊んでいるといってもいいですね。小学生は勉強という時間がありますが、それ以外は家事をすることも仕事をすることもありません。
子どもにとって遊びは1日のうちにとても長いのです。そんな遊びは子どもの成長に大きな関係があります。良い時間をすごせば成長は促進されますが、ダラダラと時間を過ごしているだけの遊びでは成長は期待できないでしょう。
つまり遊びの質はとても大切ということです。普段の遊びも子どもの育脳には欠かせません。
そんな中、最近の子どもの休日の過ごし方のほとんどがテレビゲームやスマホゲームなどです。
しかし、このようなテレビゲーム遊びではどんな成長も見込めません。ゲームのスキルは上がっても、その時期に必要なことは育ちません。
遊びこそが子ども育脳で子どもが育つのだとしたら、より良い遊びを提供してあげることが一番の親の仕事だと思いませんか?子どもの遊びをもう一度見つめなおしてみましょう。
外遊びは子ども育脳の1つ
繰り返しになるかと思いますが、「育脳」はその文字のとおり脳を育てるということです。
育脳は生きていく上でとても大切なことです。子どもの頃は周りの大人に守ってもらい、手伝てもらって生きていけますが、大きくなってからそういうわけにはいきません。
自分で生きていけるような「考える力」を養ってあげるのもお母さん方の仕事なのです。そこで、子ども育脳について少し気にしていれば十分子どもは育ちます。お母さんの役割はきっかけを与えてあげるだけでいいのです。
子どもはあとは自分で考えて上手に遊び始めます。ゲームが無い環境でも子どもは自分で想像力などを膨らませて何かしら遊び始めます。男の子は手を飛行機に見立てて飛ばしてみたり、女の子は指を人形に見立てておしゃべりしたり。
脳を育てるのですから、勉強をすればいいのでしょうか?もちろん勉強も大切な子ども育脳の1つかもしれません。
でも、それだけでは生きる力は育っていきません。机に向かって勉強するだけでは生きていく上での知識の全ては学べませんよね。
子どもが一番リラックスして楽しんでいる遊びの時間が子ども育脳にはとても適していると言えます。
そして、その遊びの種類が外遊びです。
子ども育脳には外遊びがベスト!
では、どうして育脳になるのでしょう。
身体を動かすことでストレス発散
ストレスは知らず知らずのうちに自分を追い詰めています。そんなストレスから解き放たれ心が軽くなることで、成長の妨げはなくなります。
遊びを工夫する力
外遊びは決められたものがありません。ルールのある遊びは決まられた遊びと思うかもしれませんが、そうではありません。
例えば、鬼ごっこです。追いかけるターゲットは誰にするか、どんなルートで逃げるか、追いかけるか、転ばないように走る、見つからないように隠れるなどを考えて行動しなければならない事は沢山あります。
しかも、これらは瞬時に判断しなければならない事ばかりです。自分で考えて行動することが子ども育脳となるのです。
五感を使う
自然の中でいろいろなものに触れたり体験したりします。そんな中、興味を持って新しいものに触れたり考えたりすることは五感を大いに使います。五感を使うことで、脳は活性化されて沢山吸収していきます。
新しいことに触れると、どんどん知識も増えていきますね。体験した知識は脳の情報になりずっと忘れません。感覚で覚えて沢山の情報が増えてい行くことで、脳、身体、心が育っていきます。
子どもの育脳にならないNG子育て
子ども育脳は子育てをする上で考えなくてはならないことですね。出来るだけ子ども自身が、考えて行動できるような環境を与えていきたいものです。
昔はそんなことを考えなくてもどんどん育っていましたが、便利になりすぎたために子ども育脳ができる場面をあえて作ってあげないといけない状況になってきています。
厄介なことに子ども育脳にはほど遠い遊びや行動がどんどん増えて、それが日常になっている子どもが増えています。
スマホゲーム・テレビゲーム
どうやってクリアするかというスキルはどんどんアップしていきますが、生きていく上でそのような知識はあまり必要ではないでしょう。子ども育脳にはなりにくいといえます。
動画サイト
好きな動画を見ていると時間を忘れてしまいますよね。子どもも同じなのですが、そこから何を育てることができるのでしょう。
決められたあそび
ルールが固く、自由度が少ない遊びではそれほど子ども育脳には結びつきません。
少しでも子ども育脳の事を考えるのであれば、ルールのひとつを変えてみたり、一緒に遊べる人数に合わせてルールを考えるなど、意味のある遊びに変えてあげてください。
まとめ
子ども育脳に繋がる外遊びがどんどんと日常からなくなってきている今、あえてその時間をとりもってあげるのは、お母さんやお父さんの役目になってきています。安全に遊べる場所で、思い切り体を動かして遊ばせてあげてください。