小学生に大人気のリップスティック(ブレイブボード)をご存知ですか?一見スケボーのように見えますが、地面を蹴らずにくねくねと動いている子どもたち。彼らが乗っているのが、リップスティック(ブレイブボード)です。
ここでは、リップスティック(ブレイブボード)の魅力に迫ってみましょう!
リップスティック(ブレイブボード)ってどんなもの?スケボーとの違いは?
リップスティックとはカリフォルニア生まれのスケートボードの一種で、次世代型のボードです。
スケボーには4つの車輪がついていますが、リップスティック(ブレイブボード)には2つしか車輪がついていません。しかも、360度回転します。
そして、スケボーが1枚の板でできているのに対して、リップスティック(ブレイブボード)は2枚の板をパイプでつなぐ構造で、前後それぞれの板が動くようになっています。
前と後ろの板を交互に動かすことによって、地面を蹴らなくても前に進むことができるというわけです。
リップスティックの『リップ』はサーフィンの『リッピング』から来ています。波乗りのようにかっこよく乗りこなすことができるという意味があるのです。
日本では、リップスティックの販売元であるアメリカのRazor社から2社が正規代理店として輸入しています。
株式会社ビタミンiファクトリー社が販売しているリップスティックは日本名『ブレイブボード』と名付けられています。『ブレイブ』とは『勇気』を意味し、転んでも負けずに勇気をもって挑戦してほしいとの願いが込められています。
ラングスジャパン社は『リップスティックデラックス』として販売しています。
他にもジェイボードやエスボードなどの安価な類似品もたくさんあります。
数年前にリップスティックが大ブームになった時に、比較的安価なジェイボードがたくさん出回っていました。小学生の間では『ジェイボー』と呼ばれることもありました。
運動ができなくてもリップスティック(ブレイブボード)に乗れる?
「運動は苦手だから、リップスティック(ブレイブボード)を買っても、ちゃんと乗れるか心配。」という方もいるかもしれません。
一般的なスケボーは53mm~60mmの4つのウィール(車輪)で固定されているのに対して、リップスティック(ブレイブボード)のウィールは、2つしかありません。しかも360度回転するため、初めて乗るときは、すこし怖いと感じるかもしれません。
でも、最初は手を持ちながら、立てるようになったら、壁伝いにと、30分~1時間ほど練習すれば、子どもはすぐに乗れるようになります。
リップスティックネオならデッキ面が広く、足をデッキのどの面に置いても安定感があるので、ボードがふらつくことなく、乗ることができます。
初めて乗る人にはおすすめです。
バランスがうまく取れるようになるまでは、派手に転ぶこともあります。後ろに転んで頭を打ってしまうこともあるので、ヘルメットと肘あて、膝あてをして練習しましょう。
ビタミンiファクトリー社のブレイブボードには、レッスンDVDも付いていますし、全国各地のスポーツ用品店などでは無料レッスンや体験会も行われています。
リップスティック(ブレイブボード)でバランス感覚がよくなる?
リップスティック(ブレイブボード)には前後に1つずつしかウィールがありません。
つまり、ウィールの上にバランスよく乗らないと、ボードに乗ることすらできません。
ボードに乗れたとしても、前進するには前後の板を上下して動かす必要があります。ウィールは360度回転しますので、ここでもうまくバランスをとる必要があります。
常に自分の身体をコントロールしながらバランスをとって動く必要があるので、遊んでいるうちに、動きながらバランスをとる『動的バランス感覚』を身につけることができます。この『動的バランス感覚』は、さまざまなスポーツで必要となってくる能力なので、遊びの中で自然と身につけられれば、こんなうれしいことはないですよね。
また、自分の身体をコントロールすることは体幹を鍛えることにもつながります。流行りの体幹トレーニングも一緒にできてしまうというわけです。
リップスティック(ブレイブボード)での運動は、軽いジョギングと同じくらいの強度があるため、運動不足の解消にもなりますね。
ボードを前後に動かす動きは、腰をツイストしないとできないため、女性がダイエット目的で使用することもおすすめです。