本日の人気記事

子どもスポーツ

子どものバランス感覚を身につける方法

投稿日:

子どもの成長は年齢に応じて違います。

音感は、3~5歳に身に着けると良いと言われ、音楽の道に進む人のほとんどが、幼児期にピアノやヴァイオリンの勉強をします。

運動能力は8~12歳をゴールデンエイジと言いこの間に子どもスポーツをすることで、運動神経はもちろん、他人との関わり方や、ルールを身に着けていきます。

そのため、プロのサッカー選手や野球選手の多くは、この頃から続けているひとがほとんどです。特にサッカー選手の場合は、12歳までに始めないとかなり難しいと言われていますね。

それでも、走るという能力は15歳くらいまで身につけることができます。小学生の時に運動が苦手でも、中学生になってからでもまだあきらめずに運動をしてみましょう。

子どものルールで遊びができた世代

人は、動物と同じ進化をしながら成長していきます。

乳児の時にハイハイをする時は4本足で、やがて2本の足で立つことができます。立って歩いて、そして、走って…やがて年をとると、また2本足で歩くことが困難になり杖に頼ることになります。

人生の80年近くを2本の足で立って歩く人間は、哺乳類の中でも数少ない動物です。

しかし、それは自然なことではなくしっかりと体幹を鍛えることで、そのバランス感覚を身につけています。

そのバランス感覚を身につけるのが、幼児期から中学生くらいまでのゴールデンエイジと呼ばれる時期です。ここでぜひ取り入れたいのが子どもスポーツです。

昭和50年以前に生まれたお母さん・お父さんたちは、子どもの頃、友だちと縄跳びやゴム跳び、缶蹴りやドッジボールと、夕方遅くなるまで遊んでいました。

勉強も一生懸命やりました。戦前・戦中に生まれた親たちに、怒られながらも、思い切り遊んでいた世代です。まだ、公園や原っぱが残り、大人のルールではなく、子どものルールで遊びが成り立っていた時代ですね。

運動音痴と呼ばれた子でも、今の子の普通レベルの運動能力がありました。今の子たちを少子化と言いますが、当時はすでに、普通の家庭で子どもは1人~2人ですので、今とあまり変わりはありません。

それでも、親たちが子どもの遊びに干渉をしなかったので、喧嘩をしても怪我をしても、捻挫や骨折くらいなら、それが子どもというもの、とあまり気にしていない時代でした。

バランス感覚が良くなる子どもスポーツ

バランス感覚を身に着ける基本は、まず「走る」「跳ぶ」「投げる」ことです。しかも、子どもスポーツは楽しみながら行う事が大切なのです。今の子に不足しているのは、この「楽しみながら、走りながら、跳びながら遊ぶ」という感覚です。

子どもスポーツのなかでもサッカーは下半身と比較し、上半身を鍛えることが少ないです。野球はポジションによって、鍛える場所が違います。スイミングは全身運動ですが重力が少ない分、地面でのバランスを鍛えるには向いていません。

ハンドボール

その中で身体全体を使ってボールを持って走って、子どもでも安全な子どもスポーツは、「ハンドボール」です。

ハンドボールはチームプレイも必要なため、メンタル面のバランスも良くなります。

柔道

柔道は、剣道や弓道と異なり、武器を持たずに身を守る武道です。そのため、柔道の段位は唯一「履歴書」に書くことを許されている国家資格です。

柔道の選手は、体重が90や100キロあっても大外刈りや払い腰、背負い投げと片足で技を掛けるものがたくさんあります。

バランスが良くないとできないスポーツです。そのため、まっすぐに立ってバランスを見る装置で両足の圧力を量ると、強い選手はちょうど真ん中に重心がきます。

普通人間は、左右どちらかに傾いている人が多く、テニスやバスケをやっていても利き足の方が強くなったりします。

ところが、柔道の場合は、強くなるためには左右両方から技を仕掛けるため、両方を練習しますのでバランスが良くなります。さらに、受け身を学ぶため日常生活で怪我をすることは、ほとんどありません。

そして、もっと身近な遊びで、バランスがとれるのがCMでもおなじみの「けんけんぱ」と「だるまさんが転んだ」です。だからこそ、時代が変わっても、なくならない遊びかもしれませんね。

バランス感覚の良い子は怪我知らず?!

現代っ子の驚くべきことは、普通に走っても転ぶことです。運動会の後、松葉杖を突いている子を見かけることがあります。腕相撲で骨折する子もいるそうです。

バランスの良い子は、まずチョッとしたことで転びません。少し、傾いても体制をすぐに立て直せます。

ところが、バランスが悪い子はそのまま倒れてしまいます。

バランス感覚を鍛えずそのまま無理をした姿勢で成長していくと、背骨が曲がっていきます。20代くらいで腰痛や肩コリ、中には疲労骨折、いわゆる「若年性の骨粗鬆症」に悩まされることになります。

まとめ

元気いっぱい外で走り回らせて下さい。少しのケガなら気にしないで、鉄棒やジャングルジム、けんけんぱや鬼ごっこを、たくさん経験させてあげて下さい。ぜひ、子どもにスポーツをさせてあげましょう。

-子どもスポーツ
-, , ,

関連記事

「団体?個人?」子どもに合ったスポーツの選び方

春から始まる新学期。「子どもも少しずつ大きくなって来たし、そろそろ習い事でも始めてみようかな」「勉強も大切だけれど運動もさせたいな」と考えている保護者のみなさん。あなたはどんな基準でお子さんの習い事を …

子どもの体力向上になるためにやることは

「あの子はスポーツが得意なのに、うちの子どもはどうしてスポーツが苦手なの?」子どもが成長するとともに、色んな子どもと出会う機会が増えていくと、そんなことを思う瞬間があるのではないでしょうか。活発に走り …

子どもを元気にするスポーツ!

「スポーツが苦手な子どもでも楽しめるスポーツってないかな?」と思うことはありませんか?たくさんのスポーツがあるけれど、一度、スポーツに苦手意識が生まれると進んでスポーツができないものですよね。今回は「 …

子どもスポーツ後疲労回復によい食事とは

心身ともに大きく成長していく時期の子どもたちにとって、量にも質にもこだわった食事は非常に重要です。特に習い事の後は、疲れた体を効果的に癒してくれる食事をお腹いっぱい食べさせてあげたいものですね。スポー …

テニスで体幹を鍛えると勝率が上がる?

近年、スポーツにおいて体幹が大切だという話をよく聞きます。 テニスにとって体幹があるないかはスイングやインパクトの動き、そして持久力にも影響してきます。(参照1) テニス選手の動画を見ていても、ふらふ …